No. 1290 “He is no longer with us.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のようなフレーズが、どういう意味で
使われているか、というのを知るのは、
ちょっと苦労するかもしれません。

というのも、例えば辞書で調べようと
しても、どの単語から調べればいいのか
判りませんし、実際 “with” を調べて
みても、まず載っていません。

ということで、これはもう、使っている
ネイティブに直接聞くのが一番早いわけ
ですが、この、
“He’s no longer with us.” というのは、
「彼は亡くなられた」
という意味になります。

日常会話では “with” というのは、
本当にクセモノで、場面によって
いろんな意味に変化してしまいます。

基本的な意味は、
「一緒にいる」で、ここからいろんな
場面に応じて様々な意味が出てくる
わけで、これまでにもいろんなフレーズを
ご紹介してきました。

“She’s with me.” (No. 1277)
「彼女とつき合っている」
“What’s with the tie?” (No. 1053)
「ネクタイなんかしてどうしたの？」
“How are things with you?” (No. 914)
「調子はどう？」
“Are you with us?” (No. 550)
「話についてきてる？」
“What’s with you?” (No. 202)
「どうしちゃったの？」
という具合に、“with” の基本である
「一緒にいる」という意味を捉えて
いても、すぐには判らないフレーズ
というのは結構あるものです。

そんな中で、本日の、
“He’s no longer with us.” は、
ほとんどこれが決まり文句として
セットなっているものですが、
その意味は、
「彼はもう我々と一緒にいない」
という文字通りの意味ではなくて、
十中八九「彼は亡くなった」という
意味で使われています。

例えば、同僚が転職した場合に、
外からの電話に応えて、
“He’s no longer with us.”
と言うと、
「彼はもう在籍していません」
という意味になりそうなんですが、
この場合でもやはり、
「彼は亡くなった」という意味に
なってしまうので、気をつけないと
いけません。

この場合、
「彼は在籍していません」というのは、
“He has left our firm / company.”
という言い方をします。

「彼は亡くなった」というときに、
“He died.”
というのは、あまりにも直裁なので、
使う場面には気をつけないといけません。

「彼は、残念ながら、お亡くなりになりました」
というニュアンスを醸し出す、
“He is no longer with us.”
というのは是非覚えておきましょう♪
(^_-)-☆

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