No. 955 “What do you do?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

さてさて、先日、No. 953 の例文の中で、
“What did you do?”
「何をしちゃったの？」
というのをやりました。で、その現在形が
“What do you do?” になるんですが、
これが実は、
「何をしてるの？」
という単純な意味ではなくて、これは、
「どんな仕事をしてるの？」
という意味なんです。

ま、日本語でも、日常会話の中では、
「どんな仕事をしてるの？」とか
「（あなたの）職業はなんなの？」
という意味で、
「何をしてるの？」という聞き方を
することもありますが、英語でも同じ
ような感じで、
“What do you do?” で、
「どんな仕事をしてるの？」
となります。

で、同じ「どんな仕事をしてるの？」
という聞き方で、
“What is your job?” という聞き方も
できますが、これは、実はビジネスマン
の世界で相手の職業や会社を訪ねる時
には、ほとんど使いません。

ま、というのも、ビジネスの世界では
大体同じような業種や業界の人との
つながりの中で仕事をしていますから、
“job” という「仕事」そのものについては
もう判っている、という感じだからなんです。

なので、
“What do you do?” というのは、感覚的に、
“What do you do for living?” と補って、
「どんな仕事で生計をたててますか？」
というような意味と、
「どんな仕事を専門にしていますか？」
と仕事の中身や内容を尋ねる、
“What is your responsibility?”
に近い意味とがあります。

で、その質問に対しては、
“I’m in banking.”
「銀行に勤めてます」とか、
“I’m in IT.” で
「ＩＴ関係の仕事をしてます」という具合に、
「その中の環境で仕事している」という
ニュアンスのある、“in” を使った応え方が
自然な感じだといえます。

あるいは、例えば執筆業の場合であれば、
“I’m in writing.” とか、
“I write books.” なんていう言い方も
します。

あと、もう一つついでのワンランクアップ
フレーズなんですが、会話をしていて、
ちょっと聞き逃してしまったとか、どうも
その中身がよく判らなかったようなときに、
「で、どんなお仕事でしたっけ？」
「何をなさっているって仰ってましたっけ？」
というように聞きなおしたいときには、
“What did you say (that) you do?”
と聞きます。

これはこれで、結構使い勝手のいいフレーズ
というか、これも決まり文句でよく使います。
“What did you say your name was?”
「お名前はなんでしたっけ？」
“What did you say your job was?”
「お仕事なんでしたっけ？」
なんていうフレーズもついでに知って
おいてください♪
(^_-)-☆

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