No. 775 “It was thumbs up.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズは、視覚的に覚える
フレーズで、本当は実際の授業の中で
ジェスチャーをして見せれば一発で
判るものなんですが、ま、文章でも
十分思い浮かぶものと思います。

“thumb” というのは「手の親指」で、
もちろん、“up” は｢上｣ですから、
これはもうお馴染みのサインで、
バッチリオッケーというときの、例の
親指を上に上げるポーズですね。

気をつけていただきたいのは、発音と
スペルですが、“thumb” の最後の “b”
は発音しません。

それから、もう一つの発音上の注意点は
最初の単語の最後が子音で、次の単語
の最初が母音ですから、ここはもう
つなげて発音してしまうので、発音的には
“thumzup” という感じです。

で、この親指を上に上げるポーズの
使い方を間違えることはあんまりない
と思いますが、会話の中で使うときは
本日のフレーズのように、
“It was thumbs up.”
なんていうフレーズを覚えておくと
いいでしょう。意味としては、
“It was good.” と同じで、
「それはよかったよ」とか
「最高だったよ」みたいな感じです。

ちなみに、ここで使われている複数形の
意味ですが、これは、自分の両手の
親指を指して複数形になっている、という
のではなくて、世の中の人みんなの親指
が上がる、という感覚で複数形になって
います。なので、隠れたニュアンスとしては、
自分だけではなく誰がみても最高、みたいな
印象を持ったときに
“It was thumbs up.” という言い方をします。

もちろん、個人の感覚というのは千差万別
ですから、自分がいいと感じたものを他人が
同じように感動する、ということは必ずしも
ないかもしれませんが、でも、本物の良さ、
というのは、人間が普遍的に感動する何か、
を内包しているように思います。

で、素晴らしいと感じたときに、
“It was thumbs up.”
「いや～、よかったわ～」となるわけですが、
「（自分として）最高！」みたいなときには、
“It was two thumbs up!” として、
「最高だったよ！」という言い方をします。
自分の両手を使ったジェスチャーになるわけ
ですね♪

疑問形にして、
「それ、よかった？」であれば、
“Was it thumbs up?” なんていう使い方も
出来ますので、日常会話の中では親指をあげる
ジェスチャーと一緒に使ってみてください♪
(^_-)-☆

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