No. 822 “Get the picture?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

以前から何回か話題にしたことが
ありますが、ネィティブと話していて
中々慣れないのが、相手が自分に
対して何か聞いているのか、ただ相手が
自分の意見を言っているのかが判らない
という場面に見舞われるということです。

その原因の一つが、日常必ずしも、
典型的な疑問形ばかりが使われているわけ
ではないからです。

例えば、
“Do you watch movies often?” と
「あなたよく映画見ますか？」
と言われればすぐに自分に聞かれている、
ということが判りますが、
“You watch movies often?” と、
文章としては普通の肯定形で、
そのイントネーションを尻上がりにして
疑問形にしたり、時にはイントネーションも
普通のままで疑問形にしちゃうことも
あるので、それで自分に聞かれている、
ということに気がつかないことが
出てきてしまうわけです。

本日のフレーズも、
“Get the picture?” とイントネーションとして
尻上がりの場合もあれば、普通に言われること
もあるので、まず疑問形か否かを判断するのも
ちょっと慣れが必要です。

加えて、本日の場合は、直訳すると
「写真を持ってますか？」
と言っているように聞こえるので、
話の流れと全然関係ないような気がして、
それで相手の言ってることが判らない、
意思の疎通ができない、しゃべれない、
ということになってしまいます。

で、本日のこの、
“Get the picture?” というのは、実は、
「内容把握できた？」とか
「意味わかった？」
「概要わかった？」
というような意味なんです。

雰囲気的には、
「全体図が見えた？」
「大きな絵が把握できた？」
というようなニュアンスが隠れていて、
そこから、日常的にはもっと簡単に、
素直な疑問形であれば、
“Did you get the picture?”
あるいは、もっと簡単な疑問形で、
“Get the picture?”
という具合に使います。

それに対して、
「あぁ、判った」であれば、
“I got the picture.”
という具合に応えるわけです。

逆に相手の言っている全体像や
その内容が判らなければ、
“I didn’t get the picture.”
「よく判らなかった」となります。
是非このフレーズも覚えておいてください♪
(^_-)-☆

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