No. 312 “Not likely.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

「どうだろうな～、そうなるかな～？」などと、
先行きのことを友達と話すことはよくあること
思います。
そんなときに、
「そうは、ならないんじゃないの」というのが
“Not likely.” というフレーズです。

抽象的ですけど、例えば、
“Do you think it’s gonna happen?”
「それって起こると思う？」
“Not likely.”
「そんなことはないでしょう」
「まずないと思うよ」
という感じで使います。

そいういえば、昔、No. 089 の本文中の、会話例の
中で、この、“Not likely” をご紹介したことが
あります。復習ついでにちょっと見てみてください。

で、ちょこっと脱線というか、またまた会話の
コツみたいな話になるんですが、こういうフレーズ
を覚えたときに、“likely” という単語がどういう意味で
どんな使い方があるか、と辞書で調べてみるのは、
とってもいいことです。これが、大した労力を
伴わずに出来る人であれば、語彙も増えていく、
というもの。

でも、普通の日常生活の中では、あまりこういう
学び方はできません。日常会話というのは、子どもが
言葉を身につけていくように学ぶ方が、実は早く
会話ができるようになるものです。なぜか、肩に
力が入ると、忘れやすくなってしまうものです。

で、いつも言っているように、日常会話は、あまり
肩肘をはらずに、気軽に「接する」という感覚で、
会話で使われている言葉を、フレーズのひとかたまり
として覚えていく、というやり方がベストです。
こういう覚え方をして行くと、１年位で結構話せるように
なるものです。

更に、勉強のコツという意味では、例えば、
週１日、１回６０分というよりも、毎日１０分の方が
伸びは速いといえます。一週間の合計勉強時間数で
見ると同じ６０分で同じではありますが、毎日やっている
方がはるかに伸びます。で、その毎日にかける時間が
長ければ長いほど、伸びる速度も増していきます。

そういう意味で、留学する、というのは、毎日８時間は
みっちり英語に漬かるわけですから、一気に伸びることに
なります。そうですね、日常会話を身につけるには、正にこの、
「漬かる」という環境が一番だといえます。

ま、でも、基本は自分が「漬かっていて違和感を感じない」
もの、更に言えば、温泉のように「漬かっていて気持ち
いいとか、安心できる」と感じられるものに「漬かる」
ことが大切で、そういう視点で、英語の教材や学校を
選択していくことが、上達のコツであるとも言えます。

というわけで、本日は、
“Not likely.”
「そんなことはないよ」
というフレーズがきっかけになって、会話上達のコツ
みたいな話が中心になりましたが、ぜひぜひワンポイントに
「漬かって」会話を「身につけちゃって」ください♪
そうすれば、会話の上達も、“Not likely.” ではなくて、
“It’s very likely true.”
「絶対間違いないよ」ということになります♪
(^_-)-☆

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