No.1049 “You know what they say.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

よく “it” が具体的な何かを指して
いるわけではなくて、漠然と「それは」
とか「あれは」という時に使われて
いる場合がありますが、本日のフレーズ
の “they” も具体的な誰か、では
ありません。

この “they” は、ときには、
「お店の人」とか「担当の人」
みたいな意味で使われることもあれば、
本日のように「世の中」とか「世間」
というような意味で使われることも
あります。

“You know what they say.”
というのは、
「世間で言うようにさ」とか、
「よく言われているけどさ」
という感じの意味になります。

このフレーズも、イントネーションの
つけかたによっては、
“You know what they say?” と
全体的に尻上がりアクセントにすれば、
“Do you know what they say?” という
普通の疑問形になって、
「世間でなんて言っているか知ってる？」
という感じの意味になります。

でも、日常的には、あまり疑問形的に
使うことはなくて、
“You know what they say.” と、
逆に尻下がり的なイントネーションで、
「ほら、世間でよく言うでしょ」とか
「よく言われてるじゃない」
という感じの意味で使います。

会話の中では、例えば、友達が、
“You know what they say.”
「ほら、よく言うでしょ」
“What is it?”
「え？何が？」
という具合に、まず相手が言わんと
していることを聞き返すときに、
“What is it?”
と聞き返したりします。

また、使い方として、よく、
“about” を持ってきて、それに続けて
「～のことについて、よく言うじゃない」
みたいな感じで、例えば、
“You know what they say about Akihabara.”
「秋葉原のことをよく言うじゃない」
“What is it?”
「え？何？」
“Center of Anime culture.”
「アニメ文化の中心だよ」
“What’s an Anime?”
「アニメってなに？」
“It’s short for animation.”
「アニメーションが短縮されたもの」
“So, what is it?”
「だから、それなんなの？」
“You’ll know when you get there.”
「ま、そこに行けば判るよ」
みたいな感じでしょうか。

「アキバ文化」というのは、つい最近
まで、「オタク」とか「マイナーな文化」
という感覚でしたが、いつの間にか、
レコード大賞を取るくらいにまで
なったのは、アキバ文化がメジャーに
なったのか、日本全体がマイナー化
したのか、、、、。なんか私としては、
どうも後者のような気がするんですが、
ま、いよいよ大晦日ということで、
一年を振り返りながら、静かに、
年越しそばでも食べましょう♪
(^_-)-☆

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