No. 562 “I insist.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

こういう言い方は、中々テキストでは出て
きませんので、是非このワンポイントで覚えて
ください♪

まず、“insist” という単語ですが、
これは「主張する」という意味なので、
“I insist.” となると、
「私は主張します」が直訳ではありますが、
これだとちょっと場面が思い浮かばないかも
しれません。

で、本日の、
“I insist.” がどういう場面で登場するか
というと、例えば、
「是非、私にやらせてください」とか、
「私に任せてください」
「是非、お願いします」というような場面
ということになります。

更に言えば、
「私にさせてください」というその主張が、
相手にとって心地よく受け入れられるような
場面で、相手もそれでとても助かる、という
ような場面で使うのが、
“I insist.” ということになります。

ま、日本語の感覚的には、
「遠慮なさらずに、是非どうぞ」
みたいな感じに近いといえるかもしれません。

ただ、日本語というのは、地域によっては、
言葉遣いは丁寧なものの、それを額面通りに
受け止めないのが「礼儀」とされるケースも
ありますので、この辺がちょっと難しい所で、
外人さんにこういう場面と日本語のフレーズ
を教えるのは結構大変なんですね。

一方、本日の、
“I insist.” というのは、特にウラの意味が
あるわけではないので、ありがた迷惑で
なければ、素直に受けていいものと言えます。

例えば、お偉方が集まる私的なパーティーなどに、
招待されたようなときですが、自分としては、
ちょっと場違いかな、と感じたときに、先方が、
“Please join us, I insist.”
と言葉をかけてくれれば、それは、
「是非いらしてください、お願いします」
というような意味になりますので、これは素直に
受けていい場面、ということになります。

で、素直に自分としても嬉しいときには、
“Thank you very much.” で受けるわけですが、
ときには、ありがた迷惑とまではいかないまでも、
自分の次の都合もあり、ちょっと難しい、ちょっとだけ
無理をしないといけない、というような場合には、
“If you insist.” という受け答えがあって、これは、
「そう仰るなら、ちょっとだけ」
というような意味になるわけです。

この辺のフレーズは、ちょっぴり品格が高めのフレーズ
となりますので、一段高めを狙った英会話フレーズと
して、是非覚えておいてください♪(^_-)-☆

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