No. 170 "She is a character."

“character” は「キャラクター」なので、
ちょっと見、「彼女はキティちゃん」なんて
思うかもしれませんが、全然違います。

それから、よく「キャラクター商品」とも
言いますが、それとも全然違います。

時々「彼女はいいキャラしてるよね」
なんていう言い方もしますが、この場合は、
「個性的」とか「面白い」などという意味で、
使われていて、この意味は近いかもしれません。

で、本日のフレーズである、
“She is a character.” は、
「彼女はとてもいい性格をしている」
「彼女はとてもいい子だ」
「彼女はとても楽しい人」
という意味で使われます。

特に「いい印象」を受けたときに
使う表現で、悪い意味で個性的な
人に対して、本日のフレーズは使いません。

雰囲気としては、
話題が豊富な人、よく笑う人、気が利く人、
楽しくなる人、で、もひとつオマケに
ちょっぴりコケティッシュな人なんかが
“She is a character.” の範疇に入ると
思います。もちろん、老若男女に使えます。

ついでですが、コケティッシュのスペルは
“coquettish” で、実は「あだっぽい」という
意味合いが強く、「愛くるしい」というような
意味ではあまり使われません。日本語では
実は、人によって違う意味で使っているかも
しれませんが(^_^)

“Have you met his wife?”
「彼の奥さんに会った？」
“Yeah, last weekend, at their home party.”
「会ったよ、先週末の彼らのホームパーティーで」
“She was really nice wasn’t she?”
「彼女、とっても素敵だったでしょ」
“Yes, she was a real character.”
「ほんと凄くいい人だった」
という感じです。

尤も、“He is a character.” と日常会話で
言うときは「彼は、中々いい人」という意味で
使うわけですが、｢いい人｣というのは、厳密な
定義が出来るものではなく、その輪郭はぼんやり
しているものです。

そこで、ちょっと　“square” (No. 169)な人は、
“She is a character.” と言ってきて人に対して、
“Could you describe her character?”
「彼女の性格を説明してくれる？」などと
つっこむかもしれません。

まあでも、日常会話は、会話の流れが大切なわけで、
“She is a character.” は「いい人」「楽しい人」
という意味で覚えて、自分なりのイメージを作って
いくことも会話のコツと言えると思います　(^_-)-☆