No. 832 “I don’t mind.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

例えば、
“Hello.” とか “Good morning.” という
フレーズは、あまりにも当たり前になって
いるので、このワンポイントで取り上げる
ほどのこともないだろう、なんて思って
しまいますが、こういうところに落とし穴が
あって、日常本当によく使うフレーズを
見逃したりしています(>_<)

本日のフレーズなんかはその代表格で、
“I don’t mind.” は、本当によく使いますので、
是非ここでしっかり押さえておきましょう。

まず、普通、学校でどういう風に習うか
といいますと、
“Do you mind opening the window?”
「窓を開けていただけますか？」
“No, I don’t mind.”
「いいですよ」
と言って窓を開けてあげる、というのを
習った記憶のある方もいらっしゃるかも。

このとき学校で習う注意点が２つあって、まず、
“Do you mind” の次に来る動詞は “～ing”
という法則。もう一つが、“Do you mind” と
いうのは「気にしますか？」という意味
なので、気にしないのであれば “No” で
応える、という法則を結構強調して教わり
ます。

でも、こういう教え方が本当に学校ぽくって、
なんか面白くもなんともない、というか
「窓を開けて」というのも、学校の教室の
窓をイメージしちゃうし、ついでに言えば、
２つの「法則」も、実は全然決まり事でも
なんでもない上に、実際の日常で使う会話の
場面には全然触れていない、というのが学校の
現実なんですね。

ということで、この、
“I don’t mind.” を使う場面なんですが、
これは、とにかく、相手から何か誘われたり、
頼まれたりした場面で、それに対して
「いいよ」と応えるときに使うんだ、
というのを覚えておいてください♪

例えば、
“You want to go to the movie this weekend?”
「今週末、映画でも行く？」
“I don’t mind.”
「うん、いいよ」とか、あるいは、
“Can you call her up?”
「彼女に電話してくれる？」
“I don’t mind.”
「わかった」とか、さらには、
“How about Pizza for lunch?”
「昼はピザにしようか？」
“I don’t mind.”
「あ、いいね」
という感じです。

さらに言うと、今のような場面で応えるとき、
“Sure, I don’t mind.”
ということがよくあります。

この “Sure” は “Yes” と同じ意味なので、
学校で習った「法則」に反している気がしますが、
実は、学校で「法則」だと習うことが間違いで、
日常的には、
“Sure, I don’t mind.” と
“Yes, certainly.” は同じ意味で使います。

もしまだこの「法則」が頭の中に残っていたら、
早々に頭から捨てちゃってください！(^^)v♪

以前、No. 255 で、例えば、スタバでコーヒーを
注文するときに、
“Two coffees, please.” と言う、という話しを
しましたが、これは間違いではなくて、自然な
日常会話なので、是非ここで、普段の生活の中で
自然に使っているフレーズというのを、この
ワンポイントで覚えていってください♪
(^_-)-☆

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