No. 226 "I'm stuffed."

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

どうも、アメリカに来るとこんな表現ばっかりが
口から出てきてしまうのですが、ま、これも「日常」
ということなのかもしれませんので、ご紹介
しておきましょう。
“I’m stuffed.” というのは、
「もうお腹いっぱい」という意味です。

普通に、「お腹いっぱい」というときには、
“I’m full.” が一般的かと思います。このフレーズを
ご存じの方は多いとも思います。
“I’m stuffed.” というのは、感覚的には、
この「お腹いっぱい」よりも食べ過ぎた、という
感じのときに使うフレーズと言えます。

“Would you like a desert, now?”
「デザート召し上がります？」
“No thank you, I’m stuffed.”
「もう、満腹だから、結構です」
という具合に使うわけですが、これは普通に
使える表現ですから、お腹がはち切れそうに
なる位食べたときには、
“I’m stuffed.” の方が「似合ってる」かも
しれません。

“stuffed” という単語は、「詰まっている」という
意味なので、語感としては「食べ物を詰め過ぎた」
という感じのニュアンスとして、
“I’m stuffed.” を使います。

もう一つの別の意味として知っておいても
いい表現として、
“stuffed animal” というのがあります。

これは、何かと言うと「剥製」のことです。
剥製の熊であれば、“stuffed bear” と言います。
なので、自然博物館なのでは、剥製の動物が陳列されて
いますから、
“There are many stuffed animals there.”
「あそこは、剥製が沢山飾られている」
という具合に使います。

で、またお話ちょっと脱線しまして、
最近目にした記事ですが、アメリカでは実は、
この２０年で日常の食べ物のサイズが変わって
きた、紹介されていました。たとえば、ベーグルや
フライドポテトなどの、量や大きさが３倍位になって
きている、と。で、実際の写真を並べられていましたが、
確かに、昔は、ま、日本で言えば普通のサイズの
ハンバーガーやベーグルだったのですが、最近の
ベーグルはアメリカのスタバで売っているようなものも、
デカイですね。で、記事の中では、２０年前の量に
戻せば、アメリカ人ももっと健康になる、と締めくくって
いました。同感、同感です。

なぜか、私の頭の中では、“stuffed animal” と、最近の
肥満傾向が結びついてしまうのが不思議なのですが、
とにかく食べすぎは万病の元と意識することが大事ですね。

オバマ次期大統領は、ごく普通の体系と日本人の目には
映りますが、アメリカでは “skinny” 「痩せっぽち」と
表現されてますから、やっぱり感覚の違いかもしれません。

というわけで、
“You don’t have to stuff yourself everytime you eat.”
であれば、
「食べるときに、いつもお腹をいっぱいにする必要ないよ」
というフレーズは、なんか「日常頻出」のフレーズに
なってきている今日この頃でした(>_<)