No. 018 "What's your point?"

“point”（ポォイントゥ）という言葉には色んな意味
がありますが、日常よく使う表現は、

“The point is ～” （ザポォインティズ　～）
「要はね・・・」

という感じで、「つまり」、「大切なのは」と
これから言う大切なことの前置きとして使われることが
多いといえます。

そして、会話でよく耳にする表現が；
“What’s your point?”
（ホォワッツヨーポォイントゥ）
「で、何をいいたの？」
というフレーズです。
“What’s” は “What is” の短縮形。
“point” の “t” はほとんど発音しません。

中々要領を得ないで、長々と話しをする人に対して使えば、
「だから、なんなの？」
「つまり、どういうこと？」
「で、何を言いたいわけ？」
という空気を作ることができるわけです。
相手の言ってることがよく判らないときに
使う表現なのです。

日本語でもよく、
「ま、どうでもいいけど、だから何なの？」
という言い方をしますが、このニュアンスを出したければ；

“So, what’s your point, anyway?”
（ソォゥ、オワッツヨーポォインテェニィウェィ？）
このフレーズは「エニィ」のところにアクセントが
あって、やや尻下がりのイントネーションとなります。

“point” の “t” は単語を単体で発音するときは
ほとんど聞こえない位に発音しますが、上の文章の
ように “anyway” などの、母音で始まる単語が続く
ときは “pointanyway” という一つの単語として
聞こえますので、“t” の音が出てきます。英会話では、
これに近い感覚で発音すれば、それらしく聞こえます。

これも発音の一つのコツ (knack)　で、
（子音で終わる単語）＋（母音で始まる単語）
を一つの単語として発音すると、それらしくなります。
因みに、ときには、これが複数個続くこともありです。

で、製品・商品の説明会などのプレゼンで；
“So the point is,～”
と使えば、「つまり、重要なことは、」という前置き
に使えます。

あるいは、映画などを見た後で；
“What’s the point of that movie?”
（ホォワッツザポォィントヴザッムーヴィー？）
であれば、
「結局、あの映画は何を言いたかったのかな？」

因みに、この場合の “What’s” は　“What was” の短縮形です。
映画を見たのは、過去のことなので、過去形を使いますが、
短縮形は、現在も過去も一緒になります。

ということで、
“What’s the point of today’s lesson?”
と聞かれたら、
“Today’s point was ‘what’s your point’.”
と応えるわけですが、
言葉にすると、漫才みたいですね。

最後に、“Get the point?”（ゲッザポォイントゥ？）
は、「お判りいただけました？」という意味です。
もっと簡単に “Get it?”（ゲティッ？）ともよくいいますが、
これは｢わかった？｣という、やや平俗な表現。普通に
「判りましたか？」と聞くときは、
“Did you understand?” （ディッジューアンダスタン[ドゥ]）
がよろしいかと思います。

“Get it?”