No. 624 “Let’s give a toast.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

朝ごはんといえば、日本食派と洋食派に
分かれるところですが、皆さんはどちらでしょう？
日本食といえば、ご飯に味噌汁、焼き魚に、納豆、
漬物っていう感じで、たまに国内旅行に行って、
旅館でこれを食べると抜群に美味しく感じるもの。
洋食といえば、トーストにスクランブルドエッグ、
ベーコン、グレープフルーツにオレンジジュース
とコーヒーというのが定番メニュー。

で、一体なんの話かというと、本日のフレーズの
“give a toast.” なんですが、これが、朝食に
出てくる「トースト」を「あげる」という意味か
というと、これが全然違うわけです。

“toast” だけであれば確かに、食パンを焼いた
「トースト」なんですが、
“give a toast” というのは、実は、
「乾杯をする」という意味なんです。

なので、
“Let’s give a toast.” というのは、
「じゃ、乾杯しよう」という意味になります。
けっして「トーストをみんなであげよう」
という意味ではないわけですね。

ちょっとした集まりで、乾杯の音頭を取る、
ということは、洋の東西でよくあることですが、
そんなときに、
“Will you give a toast?” で、
「乾杯の音頭を取っていただけますか？」
となるわけです。

あるいは、
“Let’s give them a toast.” であれば、
「彼らに乾杯しよう」という意味になりますので、
これを一つ覚えておいて、
“Let’s give him a toast.” や
“Let’s give her a toast.” と使えば、
「彼ら/彼/彼女に乾杯」となるわけです。

ただ、日本語であれば、
「じゃ、乾杯しましょう」に続いて、
「かんぱ～い！」という言うわけですが、
英語では、
“Let’s give a toast.” に続いて、
“Toast!” とは言いません。日本語の、
「かんぱ～い！」には、
“Cheers!” といいますので、これも是非
一緒に覚えておきましょう。

例えば、「じゃ、あなたに乾杯」
みたいな感じでグラスを傾けるときには、
“Here’s to you, cheers.” なんていう
フレーズを使います。

ちなみに、この “Cheers” は、「バイバイ」
というような意味でもよく使いますので、手紙や
メールの最後に、一言、“Cheers” と書いたりも
よくします。これも覚えておいてください♪

Cheers! (^_-)-☆

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