No. 979 “It depends on the area.

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

人間というのは、何事も学んで覚える
動物ではあるんですが、同時に、
忘れて思い出しもしない動物でも
ある、と言えるかもしれません。

外国語の勉強をしていても、ついこの前
覚えたものを、もう忘れてしまう、
なんていうのはしょっちゅうです。
でも、忘れることを嘆くのでなくて、
また覚えればいいだけの話しで、
それを繰り返していけば、忘れたくても、
忘れなくなるものです。

中には、忘れたいものも、忘れられない、
なんていうものもあるのが、これまた
人間なんですが、まあ、英語の勉強くらいは、
あんまり難しく考えずに、覚えては忘れ、
忘れてはまた覚えながら、使えるフレーズ
を身につけていきましょう。

で、無駄話が長くなりましたが、実は、
本日のフレーズのキーワードである
“depend” というのは、No. 239 で
顔を出していて、本日はその発展版、
という感じになります。この機会に、
昔出てきたフレーズも読み直し、
聞き直してみてください。

で、会話の中では、よく、
「それって地域によって違うんだよね」
と言いたくなる場面があると思いますが、
それが本日の、
“It depends on the area.” です。

これは、結構、応用範囲が広くて、
“It depends on age.” で、
「年齢によって変わるよね」とか、
“It depends on the company.” で
「会社によって違います」と
一つの単語を持ってくることもあれば、
“It depends on how you look at it.”
「（それは）見方によって違ってくる」つまり
「それは、（物の）見方によるよね」とか
“It depends on what you say.” で、
「あなたの言い方にもよります。」
みたいに、文章を持ってくることもあります。

最後のフレーズなんかは、よく、
“It depends on what you say it and
how you say it.”
なんて言ったりしますが、これは、
抜群に長い文章に感じますけれども、
“what you say it” と
“how you say it” を “and” で繋げている
だけですから、そんなに超難しいフレーズ
ではありません。意味は、
「それは、何をどういう風に言うか、
ということなんだよね」という意味です。

ということで、本日のフレーズの最初の
“it” を具体的に表現して、それが何による
違いなのか、というのを後半に持ってくれば、
例えば、
“The taste of wine depends on weather.”
「ワインの味は、天候に左右されます」とか
“The taste of wine depends on where
it is made.”
「ワインの味は、それがどこで作られたか
によって違ってきます」
なんていう具合に発展させることができます。

ま、文章を自分で発展されることは、
中々簡単にできるものではないんですが、
それも場数を踏んでいけば、だんだんと
コツがつかめるようになってきますから、
無理せず、楽しみながら、繰り返して
いきましょう♪
(^_-)-☆

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