No. 026 "How come?"

会話では、簡単な単語ほど、多種多様な
使われ方をしているように感じます。
でも、その使われ方は大体決まってますから、
知っておくと、結構聞き取れるようになるものです。

“How come?”
（ハゥカム？）
「え？どういうこと？」
「なんで？」
「どうして？」
というのが、本日のフレーズ。

「どうして？」
という意味では、大体誰でも知ってるのが、
“Why?”（ホワィ？）

ですが、多分、使用頻度としては、
“How come.” の多いかもしれません。尤も、
厳密な統計上の数字ではなく、日常耳にする
頻度や、自分が日常使う場面を思い出してみて、
のことですが。

使い方は、両方とも全く同じで、
理由や説明が判らない時に使う表現。

通常は、この一言で、前後に何もつけない
場合の方が多いかと思いますので、
“How come” = “Why”
で知っておいて、間違いありません。

「どうしてだか知りたい？」
という場面では、
“Do you want to know how come?”
（ドゥユヲントゥノォハゥカム？）
“Do you want to know why?”
（ドゥユヲントゥノォホワィ）
などと聞きます。

因みに、この “come” を使った表現で
よく耳にするものの、中々教わらないものに、

“Come again?”（カムァゲィン？）
があります。これは、
「え？なんだって、もう一度言って。」
という意味なんです。丁寧に言えば、
“Excuse me, could you say it again, please.”
ですが、親しい友達同士などでは、
“Come again?” がよく使われます。尤も、普通は、
“Ha?”（ハァ？）
で済ましてしまうことが、ほとんです。

でも、目上の人は、ややかしこまった席では,
“Come again?” や “Ha?” よりも、やっぱり
“Excuse me?” がいいですね。
ま、でも、日常会話でよく出てくる表現で、
場面と字幕があれば、「ハゥカム？」という「音」
が、「どうして？」という意味であることは
なんとなく判ると思います。あらためてスペルで
書くと、“How come?” なのでありました。