No. 788 “Where does it say?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズは決まり文句ではなくて、
ごく普通の言い方として使われるフレーズ
なんですが、こういう言い方もあんまり
テキストなどでは紹介されないかも
しれません。

ポイントは “say” にあります。普通これは
「言う」という意味で習って、覚えている
と思いますので、例えば、
“He didn’t say anything.” などと、
「彼は何も言ってなかった」という感じで
使っています。

でも、本日のフレーズで使われている
“Where does it say?” の “say” は、
「書かれている」という意味で使われていて、
これは、
「どこに書いてあるの？」
という意味なんです。

で、もう一つよく使うのが、
“What does it say?” ですが、これは、
「なんて書いてあるの？」
という意味になります。

英語を勉強し始めの初心者の方が
最初に戸惑うのが “do” と “does” の
使い方なんですが、これは、もう文法的
に色々と読んでも、中々頭には入りません。

でも、勉強の目的が文法学者になること
ではなくて、日常使える会話を習得すること
に定めるとしたら、もう、思い切って文法的
に覚えることをしない、と割り切ってしまう
ことも大切です。

実際、英語を母国語としているアメリカなどで、
子どもたちが文法を学ぶのは、高校生になって
からくらいですが、当然のことながら、その頃
には、かなり高度な会話もできるようになって
いるわけです。

なので、まずは、日常使われている表現を
覚える、使う、という練習を繰り返して
いくのが、会話上達の一番の近道ですから、
本日のフレーズもこれで覚えておきましょう。

“Where does it say?”
「どこに書いてあるの？」に対しては、
“It says so right here.” なんて応える
わけです。
「ここにそうちゃんと書いてあるよ」
あるいは、一言で応えるとしたら、
“Right here.” で「ほらここ」みたいに
使います。

あるいは、
“What does it say?”
「なんて書いてある？」
であれば、それに対して、例えば、
“It says, ‘Don’t Drink’.”
「飲み込むな、って書いてあるよ」
という具合です。

なんでもない表現ではあるんですが、
是非ともこういう日常のフレーズを覚えて、
口ずさんで、繰り返し練習して自分のものに
していってください。

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