No. 334 “It’s gonna cost ya.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズのキーワードは “cost” に
なります。もうほとんど日本語になっている
言葉ですが「コスト」と言えば、普通は「費用」
という意味です。

よく耳にするフレーズとしては、
“How much does it cost?” という表現が
あります。直訳すると、
「それって、幾ら費用がかかってますか？」
みたいな感じですが、日常的には、
「それ幾らですか？」と値段を聞くときに
このフレーズを使います。

普通に、
“How much is it?”
「それ幾らですか？」というのと同じ意味で、
“How much does it cost?”
を使います。

語感からすると、あまり費用の内容が見えない
商品やサービス、あるいは、物の真価を見極める
のが難しい骨董品などをさして、
“How much does it cost?”
「一体幾らなんですか？」という場面で使うのが
一番ピッタリくるようにも思いますが、日常的には、
買い物に行って、野菜や果物の値段を確認するような
ときにも、
“How much does it cost?” とよく使われてます。

で、またまた前置きが長くなりましたが、
本日のフレーズである、
“It’s gonna cost ya.” ですが、これは、
「それは高くつくよ」という意味なんです。

まず、お馴染みのの “gonna” ですが (No. 222)
これは、“going to” で「～しようとしている」とか
「～することになっている」という意味。
で、最後の “ya” は “you” のことです。両方とも、
口語というか、ちょっとくだけた言い方になりますが、
本日のフレーズの意味で使うときには、この両方が
使われることの方が多いように思います。

普通にいえば、
“It is going to cost you.” なんですが、
「それって高くつくよ～」みたいな場面では、やはり、
“It’s gonna cost ya.”
の方が圧倒的に多く使われます。

場面はいろいろですが、ただ単に「それは（値段が）高いよ」
という意味ではなく、やはり、「それをすると高くつく
ことになるよ」という意味で、ニュアンスとしては、
「手を出さない方がいいよ」とか
「後で後悔するよ」みたいな雰囲気が隠れている
わけです。

“Should I marry her?”
「彼女と結婚しようかな？」という友達に対して、
“It’s gonna cost ya.”
と言えば、これは意味深で「結婚式はお金がかかるよ」
と言っているのか「彼女自身がお金がかかる存在」
なのか、それはどっちの意味で使っているのか、、、、。
(^_-)-☆

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