No. 795 “Put yourself in other people’s shoes.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズは、言われたときはなんとなく
判るものの、自分からは中々出てこない、
という類のフレーズの一つかと思います。

このフレーズは、場面によって意味が変化
するようなものではなく、
“Put yourself in other people’s shoes.”
は、ズバリ
「他人の立場になってみる」
「客観視してみる」
という意味です。

このフレーズを直訳してみると、
「他人の靴を履いてみる」ですから、
言わんとしていることは判ると思います。
やはり、こういう表現が日常使われるのは、
「靴文化」が長いアメリカ文化が背景に
あるからだと思います。日本語で言えば、
「下駄を預ける」という表現が生まれる
ような感じだと思います。ただ、もちろん、
これは「客観視する」という意味ではなく、
「人に責任を一任する」というような意味
ですが。

で、本日の、
“Put yourself in other people’s shoes.”
を他の場面で使うとしたら、例えば、
“Put yourself in my shoes.” で、
「僕の立場になってみてよ」
みたいな言い方もよくします。あるいは、
“Try putting yourself in my shoes.”
も同じ意味で使える表現です。

ところで、これはこのワンポイントでは
よく言ってきていることですが、日常の
フレーズを覚えるときは、あまり文法を
考えないことです。子どもが言葉を覚えて
いくように覚えるのが一番の近道ですから、
“try putting” と動詞が並ぶというのは、
文法的にはどういうことなんだろう？
と疑問を持った方は、ある意味では、日本
の英語教育にどっぷりつかっていたことの
証明みたいな感じで、こういう発想を持たない
ようにするのが、実は上達の近道になります。
ま、つまりは、文法を考えたり、調べたり
している時間とエネルギーがあれば、一つの
フレーズを覚えてしまった方が、言葉が
使えるようになるわけですから(^^)v

で、ちょっと脱線しましたが、本日の、
“Put yourself in other people’s shoes.”
“Put yourself in my/her/his shoes.”
“Try putting yourself in my/his/her shoes.”
なんていうフレーズを覚えておくと、
例えば、
“Try my shoes.” なんていう言葉も自分
からポロっと出てくるかもしれません。
これは、場面によっては文字通り、
「僕の靴を履いてみて」という意味で
使うこともありますが、
「ちょっと僕の立場にもなってみてよ」
みたいな意味にもなるわけです。
ワンポイントでは、引き続き、こういう
会話のコツを積み重ねていきましょう♪
(^_-)-☆

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