No. 898 “Please bear with me.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

“bear” という単語をご存知の方は沢山
いると思いますが、ほとんどの場合は、
「クマさん」で覚えているものと思います。

もちろん、それで間違いではないんですが、
日常会話で「クマさん」が出てくることは
あんまりないかもしれません。

時には、
「私はクマのぬいぐるみが大好き」
なんていう会話をすることはあると
思いますが、そんな時は、
“I just love teddy bear.”
なんて言ったりします。

そうそう、大きさの大小に係らず、
「クマのぬいぐるみ」であれば、
“teddy bear” という言い方を
よくするので、これもついでに知って
おいてください。

でも、本日のフレーズは「クマさん」とか
全然関係なくて、ここで使われている
“bear” は「耐える」という意味なんです。

なので、
“Please bear with me.”
というのは、直訳的には、
「私と一緒に耐えてください」
となるわけですが、これを使うときは、
「暫くお待ちください」
「ご迷惑おかけします」
「申し訳ありません」とか、
あるいは、ちょっと軽い感じでは、
「ちょっと辛抱して」
みたいな日本語の感覚で使います。

そういう意味では、使う場面としては、
ビジネスの場面で使うことの方が
多いかもしれません。

例えば、
“When can you send it to us?”
「いつ、発送してもらえますか？」
“We can ship it out in two weeks.”
「２週間ほどでお送りできます」
“Can you possibly send it next week?”
「来週中に送ってもらえませんか？」
“It maybe very difficult.”
「ちょっと難しいかもしれません」
“I love to have it as soon as possible.”
「早ければ早いほどいいんですが」
“I’ll see what I can do.
Please bear with us.”
「出来るだけのことをしてみますので、
少々お待ちください」
なんていう使い方をします。

元の単語の意味から、
「ご不便おかけしますが、どうかこの
状況を私と一緒に耐えてください」
というのが直訳となるわけですが、
こんな時に、日本語で言う、
「申し訳ありません」を、
“I’m sorry.” とは言わずに、
“Please bear with me / us.”
と言うのが、ビジネスの世界では
よく使われています。

因みに、“us” は、ビジネスの中では、
日本語の「私ども（の会社）」という
意味になりますので、これも知って
おいてください。

場面によっては、普通の日常会話でも
「ごめん、ちょっと辛抱してね」
みたいな感覚で、
“Please bear with me.”
は使えますので、是非覚えておいて
ください♪
(^_-)-☆

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