No. 410 “There’re haves and have-nots.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

私が、生活の中で一番最初に覚えた
フレーズの一つが、
“I have to go now, good bye.”
という表現で、これは、
「もういかなくちゃ、じゃね」という意味（cf. No. 150）。
このフレーズのポイントは、
“have to” で、発音としては、
“haf to” と発音すること。
実は、“have to” を “must”
の意味で使うときは、
“have” の発音は “haf” に
なるんです。

普通に、
“Do you have a pen?”
「ペン持ってる？」というときに使う
“have” は「持っている」という意味で
使うときには、
“hav” という音で発音します。

で、本日のフレーズなんですが、これは、普通の、
「持っている」という意味である “have” を使って
ますが、その使い方が、あまりテキストなどでは
紹介されていないかもしれません。

本日のフレーズの、
“There’re haves and have-nots.” というのは、
「持てる者と持たざる者がいる」という意味なんです。

で、最初の、“There’re” は、“There are” の略
なんですが、実をいうと、これも本当は奥の深い
フレーズでこのニュアンスを覚えるのも、
結構時間がかかるものなんです。

何を言ってるかというと、
“There are books on the table.”
「テーブルの上に本があります」というフレーズは、
中学校で習ったりして、“There is” や
“There are” は「～がある」という意味で
覚えるものですが、例えば、
“There are books in the library.” であれば、
「図書館には本があります」というよりも、
「図書館には本があるものだ」というような意味に
なるんです。

実は、ほかにも微妙なニュアンスはいっぱい
あるんですが、
“There is” や “There are” は、
「（世の中には）それがあるものなんだ」
というようなニュアンスで使われることがあります。

なので、本日の、
“There are haves and have-nots.”
というのも、
「世の中には、持てる者と持たざる者が
いるものだよね」
というようなニュアンスで使います。

例えば、
「我々は、どちらかといえば「持てる者」に入るよね」
であれば、
“We are in the haves.” で、その逆であれば、
“We are in the have-nots.”
なんていう言い方もします。

ま、何をもってして「持てる者、持たざる者」
というかは、それこそ、富、名声、知性、美貌、
など色々ではありますが、ごく普通に、
“haves and have-nots” といえば、ま、端的に、
「お金持ちと貧乏」を指しているといえます。

あるいは、貴重な情報を知っている者、
知らない者、なんていう意味でも、
“haves and have-nots” は使えます。
ま、是非この、フレーズも覚えておいて、
“haves” になっちゃってください。
(^_-)-☆

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