No. 594 “Nice try.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

あと一歩目標に届かなかったようなときに
使うのが本日のフレーズである、
“Nice try.” で、
「惜しかったね」という意味です。

先日の日本のスケート陣のように、銀、銅、
とメダルは取れたものの、金には本当に
あと一歩届かなかった、というような状況で
“It really was a nice try.”
「本当に惜しかったよね」という感じで
使います。

ただ、このフレーズは、時と場合によっては、
ちょっと皮肉っぽいニュアンスを醸し出す
ことがあるので、そういう場面も是非知って
おきましょう。

例えば、友達に何かを手伝ってもらっている
ときに、その人がちょっとドジをしてしまって、
せっかく作っていたものが台無しになった
ようなときに、
“Oh, nice try.” というのは、
「やってくれたね」とか、
「勘弁してよ」という感じの意味になります。

で、「惜しかったね～」という場面で使う、
“Nice try.” とは別の言い方として、
“It was close.” というのもついでに知って
おきましょう。

“It was close.” というのは、文字通りの
意味であれば、
「近かった」という意味なので、これは
日本語の感覚にもあると思いますが、
「もうちょっとだった」
「あとほんの少しだった」
という感じから、
「惜しかった」という意味が出てきます。

ま、これも時と場合によっては、ちょっと
意味が変化して、例えば、車が衝突しそうに
なったときなどに、
“It was close!” といえば、
「今、スレスレだったね！」
「今のあぶなかったね！」という感じの意味
になります。

で、１００点満点の試験で、９９点だった
ときなんかは、
“It was close.” であれば、
「あとちょっとだったね」
という感じになります。

実は、「惜しかったね」「あと一歩だったね」
というときの、“Nice try.” なんですが、これは、
語感的には、９９点というよりは、８７点位
から９３点位のときに使う感覚なので、そんな
風に覚えておいてもいいかもしれません。

ま、日本語で言えば、
「まあ、よくやったよ」「よくがんばったよ」
というフレーズとして、
“Nice try.” というのを本日一つ知って
おきましょう♪(^_-)-☆

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