No. 287 “Come to think of it,”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズも完全に一塊で、かつ決まり文句
として感じで覚えちゃってください。こういう
フレーズは、日常会話の中で使われた場合、
正確にその意味を捉えることができなくても、
特に誤解が生じるようなものではありません。

というのも、このフレーズは、ほとんど独り言
みたいな感じで、ボソっと言うように使うので、
ちゃんとした意味はあるのですが、会話の中で
重要な一言ではないかもしれません。でも、
知っていると、ちょっと便利かもしれません。

で、本日のフレーズは、
「考えてみれば」
「そういえば」
という意味で、だいたい会話の冒頭で使います。

“Come to think of it, did I tell you about this?”
「あれ、そういえば、これ話してたっけ？」
というようなケースとか、

“Come to think of it, I haven’t seen her for years.”
「考えてみれば、もう何年も彼女に会ってないわ」
とか、

“Come to think of it, it’s been 10 years.”
「考えてみれば、もう１０年になるね」
とも言いますし、

“Come to think of it, maybe it’s about time.”
「まあ、もう潮時って感じかな」
という言い方もありますし、

“Come to think of it, we haven’t done it yet.”
「あれ、そういえば、それまだやってなかったね」
なんていう場面があるかもしれません。

こうしてみてくると判るように、
会話の中で重要なのは、むしろ後半の表現ですから、
後半がちゃんと理解できるか否かは大切なんですが、
前半は聞き逃したとしても、誤解が生じることは
ないわけです。

でも、しゃべる立場になると、こういう「つなぎ」の
表現は、結構使い勝手のいいもので、結局、こういう
フレーズを沢山知っていて、それを実際に使うように
なると、会話が上手に聞こえるようになる、という
シカケがあるわけです。

で、本日のフレーズである、
“Come to think of it,” は、会話の冒頭に使うフレーズ
として覚えておくわけですが、上の例に出てきた表現
もそのまま覚えておくと、結構便利だと思います。

“Did I tell you about this?”
「これ言ったっけ？」

“I haven’t seen her for years.”
「もう何年も彼女に会ってないわ」

“It’s been 10 years.” (It has been 10 years)
「もう１０年になるね」

“May be it’s about time.”
「もう時間だね」「そろそろ潮時だね」

“We haven’t done it yet.”
「それまだ終わらせてないよ」

なんていう表現も、順不同で覚えておけば、それこそ
Come to think of it, 結構使えるフレーズですね。
是非覚えちゃってください。(^_-)-☆

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