No. 414 “Government owned company.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

大変ご無沙汰してしまいました。なんといってもビックリ
したのが、中国では、Google も YouTube も全面禁止されて
いるということでした。となると、ここのブログもアクセス
できないということで、一週間上げられなかったので
ありました。

この話しをし始めると、それこそ、とめどがなくなりますので、
本日は、ひとつ、
“Government owned company.” というフレーズを勉強してみましょう。

これは、特に裏の意味があるわけではないので、
“Government owned company.” は、素直に、
「政府が所有する会社」で、つまり、
「国営企業」という意味です。

因みに、普通の会社で、非上場の会社を
“private company” と言って、上場企業のことを
“public company” と言います。感覚的には、個人が
株主の場合と、株主が世の一般の人、つまり、“public” である
場合がいわゆる「株式が公開されている場合」となりますので、
それでつまりは上場企業のことを指するわけです。

会社は、一般的には「誰が所有しているか」によって、
上述のような呼び方の違いがあるわけですが、そういう意味では、
“privately owned company” とか
“publicly owned company” ともいいます。この表現の方がやや
正確というか丁寧な言い方になります。

国営企業の場合は、
“government company” と言うこともありますが、本日のフレーズの
“government owned company” も是非覚えておきましょう。

で、“own” という言葉は「所有する」という意味なんですが、
「所有する」とはどういうことか、つまり、どういう
ニュアンスがあるか、というと、それを「コントロールする
ことができる」という意味なのです。コントロールできる、
ということは、つまり「自由にできる」というような意味です。

というわけで、中国のお国柄になるわけですが、中国では、
けっして、Google が、国に所有されているわけではないので、
そういう意味では、“Government owned company” では
ありませんが、国から規制されている、コントロール
されている、という意味では間違いありません。その中でも、
YouTube は Google系列の企業で、ビデオ投稿のサービスを
提供されているわけですが、中国では、これが「国の意向に
そぐわない使われ方をする」という観点から、一切見られない
ようにしている、というわけです。

ところで、“own” イコール「自由に扱う」というニュアンスを
覚えておくと、例えば、
“You don’t own me.” なんて言いながら口論している夫婦の
会話も理解できる、というもの。これは、
「私はあなたの所有物じゃないのよ」とか
「あなたは、私を自由にできるわけじゃないの」みたいな意味です。

そういう意味で、
“own” という「所有する」という意味を、英語と日本語で
もう一度考え直してみる、というのも、頭の体操になるかも
しれません。そんなことをちょっと感じる、中国の一週間
でした。

それでは、本日は、ただいまロスに来ていますが、今回は、
サンノゼ（サンフランシスコの南）に一週間いることに
なりますが、ワンポイントは上げられる環境ですので、また
張り切っていきたいと思いますので、ヨロシク(^_-)-☆♪

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