No. 658 “It’s a must-see.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズは、極めて特徴的で、これも
ほとんど学校のテキストなどには顔を出しません。
で、なるほどこういう使い方もあるんだ、
というのを是非知っておいてください。

“It’s a must-see.” というのは、
単語一つ一つを見ればなんとなく想像できる
ものとも思いますが、“must” の「必ず」と
“see” の「見る」があるので、
「必ず見るべきもの」つまり
「必見」という意味になります。

文字で見ると、“must-see” とハイフンが
使われていますから、なんとなく、普通よく
使う、“must” とはちょっと違う使い方をしてる、
というのが判るかもしれませんが、会話の中で
聞くと、ちょと戸惑うかもしれません。

普通の表現であれば、
“You must see this.” という言い方で、
「これは絶対見た方がいいよ」という意味で、
例えば、
“You must see that movie.”
「この映画は絶対観ないとダメだよ」とか、
“You must see her.” で、
「絶対彼女に会わないとダメだよ」
という具合に使います。

そうそう、この、“see” に「会う」という大切な
意味があることも、忘れずに覚えておいて
ください。

尤も、
“It’s a must-see.” という使い方をするときは、
常に「必見」という意味で、「絶対に会わないと
いけないこと」という意味にはならないので、
“It’s a must-see.” は「必見」で覚えておいて
ください。

もちろん、“It’s” の代わりに、いろんなものを
持ってこれるわけで、例えば、
“This movie is a must-see.” で、
「この映画、必見だよ」とか、
“Michael Jackson’s ‘This is It’ is a must-see movie.”
「マイケルの “This is It” は必見の映画だよ」
という具合で、もちろん、
“World Cup games are must-see.”
「ワールドカップの試合は、絶対観なきゃ」
という感じで使うわけです。

そういう意味では、ちょっと応用して、
“It’s a must-eat.” で
「それは絶対食べないとダメだよ」とか
“It’s a must-do.” で
「それは絶対にやっておかないとダメだよ」
なんていう言い方もあります。

海外旅行なんかに行ったときに、
“What is the must-see and must-do here?” で、
「この土地で見ておくべきもの、やっておくべきこと
って何ですか？」
なんていうフレーズは結構使えると思うので
是非覚えておいてください♪
(^_-)-☆

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