No. 434 “I wouldn’t do that.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

“wouldn’t” は、“would not” の短縮形です。
本日のフレーズは、直訳したそのまんまの意味
として日常も使うことになります。つまり、
「私だったら、そうはしないよ」
「僕だったら、それはしないよ」
という意味となります。

で、日常会話で本当によく使う表現として、
実は、本日のフレーズに続けて、もう一言
添える表現があるんです。それが、
“I wouldn’t do that if I were you.”
「私があなただったら、それはしないよ」
という意味となって、
「私があなたの立場にいたら」という風に
言うときに、後半の、
“if I were you.” を使うわけです。

いつも言っているように、会話はまずフレーズで
覚えるわけですが、できるだけ「正確な」
会話フレーズを覚えるようにすると、それが
基礎となって、正確な文章も書けるようになる
ものです。

例えば、
「もし私があなただったら」というのは、
現実に、人間が入れ替わることはできないわけ
ですから、よくいう「たられば」の話で、
ありえないこと、起こりえないことを「仮定」
している、という状況で、
“if I were you.”
「もしも私があなただったら」と使うわけです。

正確ではない日常会話表現という意味で、
“If I was you.” とは言わないのが文法的にも
正しい表現です。ただ、冗談やおちゃらけで、
“If I was you.” ということはありますが、
これは、使わないようにするのが無難です。

そうすると「仮定法」とかいう分類を勉強を
しなくても、自然に「仮定法」の使い方をマスター
できるようになってくるものです。

ということで、「もしも私が○○だったら」という
ときには、
“If I were ○○.” と覚えます。学校で勉強したときには、
“If I were a bird.” なんてやったかもしれません。
「（自分は絶対鳥にはなれないけど）もし私が鳥だったら」
ってやつですね。

で、脱線した話ばかりしていましたが、本日の
“I wouldn’t do that.” も、これも一固まりで覚える
わけで、例えば「僕だったらそうはしないよ」を
“I don’t do that.” で覚えないでください。もう、
「もしも私だったら」の仮定なんですけど、それが、
“I wouldn’t” の中に入っちゃっている、という感じで、
あくまでも、
“I wouldn’t do that.” という表現になるわけです。

ついでですが、“do” の代わりに、“say” もよく使って、
“I wouldn’t say that.” で、
「自分だったら、そういう言い方はしないけどな」
もよく使いますので、是非ことも覚えておいてください。
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