No. 167 "Tell me about it."

直訳的には「それを僕に話して」となりますので、
「その話、聞かせて」というときに、
“Tell me about that story.” などと言うわけです。

しかし、これでは、なんの変哲もないというか、
ワンポイントらしさがないという感じがしません？
実は、本日のフレーズは、
「ええ～、冗談、うそでしょ～」
という意味でよく使われるのです。

以前、
“You’re kidding.” (No. 076)
というのをやりましたが、それと同じ位
しょっちゅう使うのが、本日のフレーズで、
「うっそ～」
「冗談でしょ～」
という雰囲気で使います。

でも、なんとなく、こういう意味が出てくる
空気は感じませんでしょうか。

“You know what happened to me last night?”
「昨晩、何があったか知ってる？」
“What? You had a big date or something?”
「え？なんか、特別なデートとか？」
“Most incredible surprise you could ever imagine.”
「もう、想像を絶する、驚きのアレよ」
“Oh, tell me about it.”
「もう、やめてよ！何それ？」

という感じです。
会話に上手になるというのは、今までも何回か
触れてきていますし、上の例でもお判りのように、
そのフレーズの「音」と「雰囲気」を併せて
覚えて、母国語に一番近い「表現」を当てて
解釈することです。

ま、簡単に言えば、朝 “Good morning.” と
言われたら「おはようございます」なんだな、と
覚える、ということです。

で、なんか、おしゃべりをしていて、
のけぞるように「ゲ～、うっそ～」という雰囲気
のときに使われる “Tell me about it.” を
覚えるわけです。

よく、枕詞で一緒に使われるのが、”Come on,” で
“Come on, tell me about!”
「うっそ～、ほんと～？」
で、もう一つつでに、付け足しておくと、
“Come off it, tell me about it!”
という具合に、
“Come off it!” もよく使います。これは、やや俗語的
なニュアンスがありますので、ちょっとくだけた
感じですが、そんなに悪い言葉ではありませんので、
誰でも使えますが、どちらかというと、男性の方が
多く使いかもしれません。こちらも覚えておいて
ください。　 (^_-)-☆