No. 227 "You never learn."

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

直訳的には、
「ちっとも学ばないよなぁ～」
という意味から、
「（あなたって）全然懲りないよなぁ～」とか
「（あなたって）ほんとダメだめねぇ～」
という雰囲気で使うのが、本日のフレーズ。

いつも、
「こうしないといけないんだけど」
というようなことを口にしていながらも、
中々そういう自分の姿勢が変えられない、
というのは、人間の性（さが）かもしれません。

で、大抵は、自分のことは棚に置いておいて、
「お前も、全然懲りない奴だよなぁ～」
っていう感じで使う場面は結構多いと思います。
そんなときに使うのが、
“You never learn.” というフレーズ。
時には、「お前ってほんとに」というニュアンス
を強く出して、
“You never learn, do you?” という言い方をします。

“learn” と “study” の違いについてちょっと
触れておきますと、
“study” というのは、正に「勉強」で、自分を
強いることで、何かを学び取ることで、感覚的
には、机に向って学校の宿題に取り組む、という
感じで知識、教養を身につけるのが、“study” で、
日常生活の中で、生活の知恵として身につけて
行くものが “learn” という感じだと言えます。

なので、
“I never study.” であれば、
「私は、ほんと勉強ってしないんだよね」
という意味ですし、
“I never learn.” は、
「私は、学ぶっていうことが出来ないんだよね」
という位の意味になります。

で、これと反対の言葉として、
“teach” を上げることができますが、
“Can you teach me how to do this?” であれば、
「これのやり方を教えてくれる？」
という意味となります。但し、なぜか日常会話的
には、この “teach” よりも “show” とか “tell”
を使うことの方が多いように感じます。
例えば、
“Can you show me how to do it?” とか
“Can you tell me how to do it?”
とい具合です。

例えば、賭け事を全く知らない人が初めて
ラスベガスに行って、ルーレットに挑戦する時などは、
“Can you teach me how to play it?” というよりは、
“Can you tell me how to play it?”
の方がはるかにしっくりきます。やはり、
ギャンブルは「（奥義を）教えてもらう」
というよりも、「やり方（ルール）を教えてもらう」
感じでしょう。「トランプの切り方を教えて」
という時も、“teach” というよりは、
“Can you show me how to shuffle.”
という言い方をします。

で、いつも、ギャンブルで大損をしながらも、
いつまでも止められない人に対して、
“You never learn, do you?” で、
「あなたって、ほんと懲りないよねぁ～」と
なるわけです。

というわけで、本日はＬＡからラスベガスに移動
して、現地で２日ほど滞在して、またＬＡに戻って
参ります。 ここで、“Wish me good luck!”
「幸運を祈ってててね」という言葉が出てきて
しまうのは、“I never learn.” なのかも　(>_<)　　
でわでわ(^_-)-☆