No. 515 “He’s conservative.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
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今日は、フレーズというよりも、単語を幾つか
覚えてみましょう。

まず、“conservative” ですが、これは
女性の方が馴染みの深い単語かもしれません。
ファッションの世界で「コンサバ」なんていう
カタカナになっていますが、このコンサバの
元の単語が、“conservative” でその意味は
「保守的な」という
意味です。

もっとも「保守的」という日本語の言葉が
どこまで正確に理解されて日常使われているか、
というと、ちょっと怪しいかもしれません。

尤も、ここで広辞苑をひっくり返して、
語源を探るというよりは、ま、ごくごく
普通に日常使っている「保守的」という
意味を捉えなおしておきましょう。

一言でいえば「従来からのやり方などを
守る姿勢」が「保守的」という意味で、
英語の “conservative” も同じ意味に
なります。

「従来からのやりかた」というのは、
これまで習慣的に、あるいは自然に
捉えられていた価値観や考え方のことを
差します。ま、簡単にいえば「昔から
そういうもの」として捉えられていた
ものです。それを継続する、維持する、
守っていく、という姿勢が「保守的」という
意味で、実は、ファッション界の
「コンサバ」というのは、ちょっと別次元の
感覚的表現で、あんまり奇抜でない、
派手でない、という意味で使われている
ようです。

政治の世界で「保守的」といえば、
一言でいえば、これまでの法律を変えない、
ということになります。例えば、外国人に
参政権を与えない、というのは
保守的な考え方、という具合です。

英語でいう “He is conservative.”
も全く同じ意味なので、話題になっている
事柄が、ファッションであれ、政治であれ、
ほとんど日本語と同じ意味で使っていると
理解して間違いありません。

で、「保守的」の逆が「革新的」になる
わけですが、こっちの単語は、話題によって
色々な単語が使われます。例えば、一般的に
「革新的」は、政治の世界でピッタリ
きます。意味は、従来にはなかった
新しい価値観に基づいた、新しい法律案を
掲げる姿勢が「革新的」といわれていて、
英語では “radical” と言います。
「彼は革新的」であれば、
“He is radical.” になります。

また、日常的には「保守的」という
言葉には「大人しい」というような意味も
あるので、その反対の「活発な」とか
「活動的」という意味で、こういう意味で
使うときは、
“He is aggressive.” を使います。

恐らく、日常会話的には、
「保守的」＝「大人しい」という意味で
使っているのと、その反対の意味としては
「積極的」という言葉が多く使われている
と思いますので、英語でも、
“He is conservative.”
「彼は、大人しい感じの人」と
“He is aggressive.”
「彼は積極的」の二つを覚えておくと
結構使えるかもしれません。

こんな単語を、ちょっと頭の隅に
置いておくと、英語のニュースや映画を
聞いていて、気がつくことも多くなると
思います。今度聞き耳を立ててみてください♪
(^_-)-☆

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