No. 552 “So sloppy.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズには主語がありません。
というのは、どういう意味かというと、
ある意味、普通は、
“He is so sloppy.” とか
“They are so sloppy.” という具合に、
使うことが多いと思います。でも、
独り言のように、溜息交じりで、
“So sloppy.” と呆れた口調で使うことも
よくあります。

で、この “sloppy” が何かというと、
「だらしない」
「いいかげん」
「ずさんな」「ルーズな」
という意味なんです。

“He’s so sloppy.” であれば、
「あいつは、ほんといいかげんだよな」
とか、あるいは、場面によっては、
「あいつって、ほんとだらしないよな」
「あいつ、なんか雑だよな」
という意味になります。

“so” が付くのは、やっぱり、呆れるほどに
「だらしない」という気持ちの現われと
いう感じで、“so” がなくても、十分
「だらしない」「いいかげん」という意味を
持っているのが、“sloppy” という単語です。

こういう単語は、やっぱり学校で習うという
よりは、日常会話の中で覚えていくものなので、
是非この機会に覚えちゃってください。

恐らく、和英辞書なんかを引いてみると、
「いいかげん」とか「だらしない」は、
“irresponsible” が出てくると思います。

これは、確かにその通りで、
“He is irresponsible.” であれば、
「彼は無責任だ」から
「彼はいいかげんだ」という意味ではあります。

でも、こういう表現は、あまりにも「模範解答」
みたいな言い方で、もちろん、日常生活でも
よく使う言葉ではありますが、あんまり「感情」
がこもってないので、なんか面白くないというか、
無表情というか、無機質な感じがします。

やっぱり「だらしない」とか「いいかげん」
という言葉が出てくる場面って、
「あいつってズボラだな～」とか
「ほんとだらしないよ、カンベンだよ」みたいな
呆れかえっている場面が多いと思いますので、
“He is irresponsible.” というよりは、
“He is sloppy.” か、あるいは、もうちょっと
感情をこめて、
“He is so sloppy.” という感じで使うほうが
場面にはピッタリだと思います。

で、日本語でも「彼は」というような主語を
省いて、「いいかげんだね～」というときが
ありますが、そのときの感じが、
“So sloppy.” となるわけです。そんな使い方も
ぜひ知っておいてください♪(^_-)-☆

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