No. 241 “Is this edible?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

日本食は、見た目の美しさも大切にします。
大根や人参もその刻み方で、本物の花のように
なったりしますし、これって食べられるの？
なんて、口にする前に思わず息を呑んだりします。

そんな時に、
「これって食べられるの？」というのを、
“Is this edible?” という言い方をします。

普通に考えると、
“Can I eat this?” と出てきそうですが、
これは、
「私がこれを食べてもいいですか？」
という意味で、実は食べ物よりも「私」が
主体になっているので、
「これは食べられますか？」とは微妙に
意味が違うのです。

そういえば、日本では、食べ物を粗末にする
ことはしませんし、学校でも食べ物は残さない
ように教育されるわけですが、私が小学校３年生
のときに、カナダの小学校にいって、最初に
味わったちょっとしたカルチャーショックは、
夏休みの宿題でした。

みんな結構いろんなものを作ってくるのですが、
結構多かったのが、角砂糖を利用して作り上げた
お城とか、スフィンクスとかいうものでした。
それも半端は大きさではなくて、ダイニング・
テーブルいっぱい位の大きさのものを作ってきたり
してました。

で、その作品の横には、
“Not Edible” 「食べられません」とか書いてましたが、
え～、こんなもったいないことしちゃうの～、
という印象はありました。

他には、例えば、お菓子の中によく入っている
乾燥剤ですが、よく見ると、それにも、
“This is not edible.” なんていう記載がされて
いると思いますので、こんど見てみてください。

ま、世の中にはいろんな食べ物がありますが、
中国なんかにいくと、本当にこれ、食用として
売ってるの？？なんていう代物があります。
どっからみても、単なる昆虫、されに言えば、
ゴキブリみたいな虫を、瓶詰めにして、
計り売りしているような光景を見かけると、
思わず、
“Is this edible?” と聞いてみたくなります。

尤も、中国の田舎では（ま、北京市内でもそうですが）
英語はまず通じませんから、
“Is this edible?” は中国語で覚えていかないと
いけないですね(>_<)

というわけで、あんまりしょっちゅう使う機会が
あるわけではないかもしれませんが、
「これ、本当に食べられるの？」という時の
フレーズとして、
“Is this edible?” を一つ知っておきましょう。
ま、わけのわからないものをそのまま口にして
お腹をこわすよりはいいですよね　(^_-)-☆