No. 012 "Let's have a break."

ほとんど日本語になってるくらい使われていながら、
元の単語が判らない言葉も沢山あります。この”break” も
その一つ。

昔キットカットの宣伝で（まだやってますか？？）、
「ハヴァブレィク、ハヴァキットカット」
なんてやってましたが、あの "have a break" であります。

"break" というのは「壊れる」という意味ですが、
"Let's have a break." （レッツハヴァブレイク）
というと、
「ちょっと一休みしよう」
「一服いれようか」
「休憩にするか」
という意味です。

“I need a break.” （アイニードゥアブレィク）
「ちょっと一休みしたい」
"Do you want a break?" （ドゥユウォンタァブレィク）
「一休みする？」
とか、
"There is no break during the meeting."
（ゼアィズノーブレィクドゥーリングザミーティング）
「会議中は休みなし」
という使い方をします。

他には、"OK, break it up everybody."
（オゥケィ、ブレィケテアッペェヴリバディ）
「じゃ、みんな、ちょっと手を止めて。」
とか言ったりします。

ボクシングで、両者を離すときにレフリーが
「ブレーク！ブレーク！」と言ってるのは、
この “break” ですが、よく聞くと
（アメリカ人のレフリーの場合ですが）
“Break up! Breakup!” （ブレークァッ！、ブレークァッ！）
[“up”の「プ」はほとんど聞こえません]
と言ってます。
“break up” になると、
「一時休む」というよりも「離れる」という意味になります。

先ほどの、「ちょっと手を止めて」も、
「休んで」というニュアンスというよりは、
今取り掛かっているものから「離れて」という雰囲気です。

で、またまたついでですが
“break” の過去形である “broke” との合わせ技で、
“We broke up last month.”
（ウィーブロークァップラァーストマンス）は、
「僕たち、先月、別れたんだ。」
という意味になります。もう過去のことなんです。

因みに、夫婦の場合の“break up” “broke up” というのは、
完全に離れるという意味で、ちょっとの間の一時的な休戦、
ではありませんです。ま、別居ではなく、離婚ですね。
因因みに（これ造語です！更に、っていう意味です、ハイ）、
別居であれば、
“We are separated.”（ウィーアーセプァレィテッ[ﾄﾞゥ]）
と言います。

ま、この辺の表現は、あまり流暢にならない方が
幸せかと思いますが・・・・。

ちょいと気を付けないといけないのが、"brake" と "break"
はまったく同じ発音ですが、意味が全然違います。

"brake" は車のブレーキのことです。
また発音は両方とも「キ」ではなくて「ク」に近い発音です。

この "break" は「一時の休憩」と言う意味で、
長い休暇のことではありません。サッカーの試合でも
「ハーフタイム」のことを「ブレーク」って言ったりしますが、
元の単語は、”break” であったのです。

さ、今日は "no break" で仕事が夜中まで。
頑張るぞ～　(^^♪