No. 1057 “Nothing more, nothing less.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

友達と話しているときに、なんか
裏の意味があるんじゃないか、
なんて勘ぐられたりすることも
あったりしますが、そんな時によく、
「それ以上でもそれ以下でもないよ」
というときのフレーズが、
“Nothing more, nothing less.” です。

時には、物理的に物をイメージして、
「これ以上も、これ以下も欲しくない」
という言い方をすることがありますが、
そういう場面でも、
“I want nothing more, nothing less.”
という言い方ができます。

因みに「欲しい」の部分を否定形の
“don’t want” とすれば、
“I don’t want anything more, anything less.”
という言い方になるのも押さえて
おきましょう。

でも、日常会話の中では、
一言でズバっと「これ以上もこれ以下も」
という方がインパクトがあるので、
そういう意味から、
“(I want) nothing more, nothing less.”
と言う方が多いかもしれません。

ただ、よくよく考えてみると、
「これ以上のものは欲しくない」
という場面は、今、多くのものを
持っているから
「これ以上は欲しくない」
というのは判るものの、
今、ほとんど何も持ってなくて、
「これ以下も欲しくない」
というのは、現実的にあまりイメージ
できませんが、ま、これは、
英語でも同じで、
“I want nothing more.” は、
「（満ち足りていて）もう欲しくない」
“I want nothing less.” は、
「（何もないけど、でも）もういらない」
と言う感じなのでしょう。

で、物理的な物に対して、
これ以上必要だ、必要でない、という
場面とは別に、自分が言ったことの
意味内容として、
「これ以上でも、これ以下でもない」
というときには、例えば、
“What was that sigh?” (No. 017)
「そのため息はどういう意味？」
“What do you mean?” (No. 1014)
「え？何が？」
“That sigh must have meant something.”
「そのため息、なんか意味があったでしょ」
“Why? sigh is a sigh.”
「なんで？ため息はため息だよ」
“There’s something.” (No. 867)
「なんかあるでしょ？」
“Sigh is a sigh, nothing more, nothing less.”
「ため息はため息で、それ以上でもそれ以下でもないよ」
というような感じでしょうか。
こんなフレーズも知っておいてください♪
(^_-)-☆

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