No. 360 “No hard feelings.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

口語的というか、日常会話的というか、
ま、人との会話の中でしか出てこない
フレーズというのがあって、その一つが
本日のフレーズです。

このフレーズは、特に、これ以上分解できない、
というくらい「ひとかたまり」になっている
フレーズで、常に、この「かたまり」で
使います。

あ、それで思い出しましたが、いつも言ってること
ではあるんですが、英語で言ったことがありません
でしたので、ついでに言っておきますが、この
「ひとかたまり」という表現は、“chunk” という
単語を使って、
「ひとかたまりでフレーズを覚える」であれば、
“Remember the phrase as a chunk.” という
言い方をします。これも “chunk” で覚えて
おくといいかも。

で、お話戻って、
“No hard feelings.” ですが、これは、
「悪く思わないでよ」
「恨みっこなしだよ」
「悪気はないよ」
「怒らないでよ」という意味で、会話の中で、
サラっと付け足す感じで使います。

例えば、女性９人、男性１人の集まりで、
英会話の勉強法の話なんかをしていて、
“Is it true that women learn faster?”
「女性の方が覚えが早いって本当ですか？」
“I would say yes, no hard feelings.”
「そう言えますね、あ、悪く思わないでよ」
という感じで、肩身の狭い思いをしている
男性に向かって、最後の、“No hard feelings.”
を言うわけです。

ま、会話の話題が、なんとなくそこにいる、
ある特定の人のことを指しているかのような
流れになってしまったけど、別に、悪気があって
そうしたわけではないですよ、みたいな場面
を想像していただければバッチリです。

なんとなく状況はお判りいただけたと思いますが、
感じとしては、「別にあなたのことじゃないからね」
というようなニュアンスで、相手に対して使うのが、
“No hard feelings.” というフレーズです。

ついでに知っておいてもいいのは、
“I have no hard feelings.” で、意味としては、
「別に恨みには思ってないからね」という意味から
「別に気にしてないよ」という感じで使います。

さっきのような状況の中で、
「別にあなたのことじゃないからね」という意味で、
“No hard feelings.” といわれたときに、
「あ、判ってます、別になんとも思ってませんよ」
という感じで受け応えるときに、
“(I have) No hard feelings.” なんて言ったりも
いますので、是非覚えておいてください。(^_-)-☆

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