No. 667 “You’re under dressed.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

人は外見で判断してはいけない、と言われることも
ありますが、現実の社会では、やはり外見というのは
結構大切なもので、どんな服装をしているかによって
その人の仕事柄から、時には性格まで判ってしまう
ものです。

で、本日のフレーズですが、
“under dressed.” というのは、
「ちゃんとした服装をしていない」
「カジュアルな格好をしている」
という意味になります。

場面としては、例えば、日本特有のリクルート
ファッションに代表される、面接の場面。
良い悪いは別にして、企業面接の時には、
それなりの服装が望まれるもので、やっぱり
Ｇパン、Ｔシャツで面接はしないものです。

ま、面接だけではなく、親しき仲にも礼儀あり、で
ちょっと友人、知人のお宅にお邪魔するようなとき、
お墓参りに行くようなとき、法事を迎えるときなども、
あんまりみすぼらしい格好はできないものです。

で、例えば、急用で外に出ないといけなくなったときに
まったくの普段着というか、ちょっと外には出られない
ような格好をしているときに、
「ちょっと待って、すぐ着替えるから」
というような場面で、
“I’m under dressed, just a minute.”
「ちょっと変な格好してるから待ってて」
みたいな感じで使ったりします。

ま、実はこの感覚は、ある程度、文化水準が高くないと
使わない表現かもしれないのは、北京オリンピック
のときに、市民がパジャマで外出しないように御触れが
出たくらいですから、パジャマ姿を “under dressed”
と捉えないは、個人的感覚を超えているとは思う
のですが、中国ではやっぱりまだまだですね。

一方、ちょっとおしゃれしすぎ、という反対の表現が
“over dressed” になって、例えば、友達の誕生日
パーティーに呼ばれて、タキシードを着て行く、
というのは、普通の感覚では、やっぱり、
“over dressed” になるわけです。

アメリカでは、西海岸と東海岸では、やはりビジネスマン
の服装もちょっと違っていて、西はノーネクタイが
結構普通ですが、東のウォールストリートでノーネクタイは
あまり見かけません。

そういう意味で、西海岸のカジュアルな服装に慣れて
いる人が、東海岸の企業に就職して、ノーネクタイで
出社したりすると、
“You’re under dressed, get your tie.”
「ちょっとカジュアルすぎない？ネクタイしたら」
などと注意されるわけです。

というわけで、今日は一つ、
“under dressed” と “over dressed” の感覚を覚えて
おいてください♪(^_-)-☆

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