No. 150 "I've got to go."

BGM: "Eleven Small Roaches" by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

これも小さい時に覚えた最初の表現の一つ。
でも、コミュニケーションの場では、
是非とも知らなくてはならないものでした。

というのも、子供同士で遊んでいる時、
最初は、言葉は全然喋れませんから、身振り
手振りでコミュニケーションを図ります。
しかし、夕飯の時間になって、もう帰らないと
いけない時に、「もう帰らなくちゃ」という
想いを伝えるための、うまい身振り手振りが
見つかりませんでした。お茶碗とお箸を持つ
ような身振りも、異国では通じません。
黙って帰ってしまっては、相手に失礼、
というか、不愉快な想いをさせてしまうのは
小さな子供でも判ります。

で、もうすぐに覚えないといけませんでしたから、
仕方なく、父親に聞くという最後の手段と
なりました。
「もう帰らなくちゃ」ってなんて言うの？に対して、
“I must go home now.” を教えてもらいました。
早速、翌日からこれを使い、ぎこちなく帰るという
ことはなくなりましたが、「ネイティブ」の表現は
この時に覚えました。私が、

“I must go home now, good bye.”
というと、遊んでいる相手は、
“I’ve gotta go too, bye!” と返してきました。

そっか、やっぱり、「もう帰らなくちゃ」って
ちゃんとした（？）言い方があったんだ～、と
感じたものです。

というわけで、
“I’ve got to go,” は「もう帰らなくちゃ」で
短縮した言い方で、ほとんどのネイティブが使うのが、
“I’ve gotta go.” で “got to” を “gotta” と
発音します。“wanna”、“gonna” と同じ形です。

もちろん、これは大人でも使えます。
夜、遅くまで飲んでいて、終電に飛び乗らないと
いけない時に、
“OK, I’ve gotta go now, see you guys!”
「んじゃ、もう行くわ、またね！」
という感じです。

で、このフレーズには、もう一つ重要な意味が
あるんです。それが、
「あぁ～、お手洗いもうガマンできない～！」です。
この意味で使う場合も、老若男女で使用ＯＫ。
例えば、バス旅行なんかの長旅で、連れの友人が
お手洗いをガマンしている時、運転手に
“When is the next rest area?
My friend’s gotta go.”
「次のレストエリアまでどれくらい？
友達がガマンできないんですけど」
という感じで使います。是非この意味も覚えて
おいてください♪

というわけで、本日は、
“I’ve gotta go now, Chao!” (^_-)-☆

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