No. 815 “It’s my call.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

“call” という単語は「電話する」とか「称する」
で覚えているケースがほとんどだと思います。
例えば、
“Could you call me tomorrow?” で
「明日電話してくれる？」とか、
“What is this called?”
「これ、なんて言うもの？」
という具合です。

でも、本日のフレーズで使われている “call” は、
ちょっと意味が違っていて、これは「判断」
という意味で使われています。ちょうど、
“decision” と同じ意味なんですが、その
使い方は、
“It’s (=it is/was) my call.” とか、
“It’s his call.” で、
「私/彼の判断だから」
という意味で使います。

なので、例えば、
“Whose call is it?” というのは、
場面によって、
「誰からの電話だった？」という意味と、
「誰の判断だったの？」という全然違う意味
になることがあるので注意です。

元は、スポーツの審判が、ストライクとか
ボールとか「宣言する」つまり「言う」所から
来ていて、ここから「判断する」「裁定する」
というような意味でも日常よく使われるように
なったものです。

なので、
“Good call.” といえば、
「いい判断だね」という意味となります。

この「判断する」の意味で使う場合に、
覚えておいて損はないフレーズが本日の、
“It’s my/your/her/his/their call.” で、
「私/あなた/彼/彼女/彼らの決定・判断だよ」とか、
よく、この一言で使うのが、
“Good call.” で、
「いい判断だね」というこの２つのフレーズを
覚えておくといいでしょう。

例えば、
“How did it go?”
「ね、どうなった？」
“Well, I’m moving over to Seattle.”
「シアトルに行くことになったよ」
“The company is sending you over there?”
「会社の転勤命令？」
“No, it was my call.”
「いや、自分から申し出た」
みたいな感じでも使えますし、もっと
軽い場面では、
“Did he say YES?”
「彼、承諾した？」
“Well, he didn’t say anything yet.”
「いや、まだ何も言ってきてない」
“What’s now?”
「じゃ、次はどうなるの？」
“Nothing.”
「別に何も」
“You mean, it’s over?”
「じゃ、終わりってこと？」
“Yes, actually, it’s my call.”
「そうね、私としてはそう決めた」
なんてあるかもしれませんね。

日常、結構よく使われる言い方なので、
是非知っておいてください♪
(^_-)-☆

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