No. 736 “I’m way past stressed.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

さて、本日のフレーズは、そんなにしょっちゅう
使う場面はないであろうことを祈りながらも、
是非一つ覚えておきたい表現としてご紹介
しましょう。

まず、発音なんですが、本日のフレーズの場合は、
“past” の後半部分である “st” の発音と、
“stressed” の最初の部分である “st” が、
かぶっていますので、日常的な発音としては、
“I’m way pastressed.” という感じで発音して
しまうことがあります。実際、そういう風に
聞こえることがほとんどだと思います。

もちろん、正確には、
“I’m way past stressed.” と一語一語はっきりと
発音したほうが、表現として綺麗ではあるんですが、
ま、一緒にしちゃっても問題ないでしょう。

で、その意味なんですが、まず、
“I’m way past.” が「私はとっくに過ぎている」
という意味です。ちょっとだけ文法的なことを
言っておきますと、この “past” は前置詞なので、
発音が同じ “passed” と混同しないように
してください。

もう一つ、ついでの文法的なお話をすると、
（なので、これは忘れてしまって結構ですが）
ここで使っている “way” の使い方は、
“I know him from way back.”
「ずっと昔から彼を知っている」とか
“He is standing way above.”
「彼は、ずっと上の方に立ってる
（あるいは、地位がずっと上の人）」
という意味の副詞になりますが、文法は横に
置いておいて “way above/below” なんかで
「ずっと上/下」と覚えておいてください。

で、“stress” は「ストレス」ですから、結局、
“I’m way past stressed.” というのは、
「もうストレスなんかとっくに通り越してるよ」
という感じの意味になるわけです。ということで、
“I’m way past” という、かたまりを、
「とっくに通り越している」と覚えてください。

日常、何かやるせない憤りを感じるような
ことがあったときなんかに、
“I’m way past stressed.” と、
「もうストレスも通り越している」
「もう怒りも通り越してる」
「もうガマンできない！」
「もう限界だよ！」みたいな感じで使える
わけですが、ま、だからこそ、日常あんまり
頻繁に遭遇したくないフレーズでもあるわけ
です。寿命が縮まってしまいますからね(>_<)

この、フレーズを使った別の場面としては、
“I’m way past my teens.” とか、
“I’m way past puberty.” (No. 435) で、
「もう、僕も若くないよ！」
「もう僕も年だわ！」
という言い方もよくします。もちろん、
年をとった人が使う表現ですが、、、、(>_<)

因みに、“puberty” は「思春期」ですから、
日本語のニュアンスでもそうであるように、
単に年齢的に若いというよりも、精神的に
まだ成熟していない、という意味で「若い」
というニュアンスで使いますから、
“I’m way past puberty.” は、感覚的には、
「僕は昔はもっと血気盛んだったな」
みたいな意味で使うケースが多いでしょう。

ということで、出来れば遭遇したくない状況
なんですが、来てしまったら、しょうがない、
“I’m way past stressed!”
と、憤りや不満を、品よく外に出してあげて、
まずは溜飲を下げる、ということもいいかも
しれません。一度使ってみてください♪
(^_-)-☆

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