No. 674 “What was that all about?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

“all about” というの表現は、以前にもちょっと
ご紹介したことがあります（No. 152）。
そのときは、
“It’s all about～.” という表現の中で、
「結局のところ」とか
「全ては」という意味で使っていました。

で、本日のフレーズは、これもよく使いますが、
直訳的に見てみると、
“What was that all about?” で
「あれの全部はなんだったんですか？」
みたいな感じですが、これは、要は、
「あれって一体なんだったの？」
「一体どういうことだったの？」
という雰囲気で、ちょっぴり驚きと怒りの
感情が交じっているようなフレーズといえます。

例えば、ちょっとした会合があったような時で、
期待していた人のスピーチが、全然面白くなくて、
むしろ全くの的外れだったりしたときなんかに、
“What was that all about?”
「あれってひどくない？」
みたいな感じで使うわけです。

あるいは、友達とちょっとした口論になるような
こともあるかもしれません。そんなときに、
「さっきの言い草はなによ」みたいに、
噛みついたりすることもあるかもしれません。
で、そんなときに、
“What was that all about?”
なんていう具合に、攻撃するわけです。

単純に、
“What was that?” ということもよくあります。
ま、これは、文字通りの意味で、
「あれは何だ？」が直訳になるわけですが、
日常使うときの雰囲気としては、
「あれって何なの？」と呆れた感じで使う
フレーズとなります。

別に、呆れているわけではなく、単純に例えば、
大きな音が外でしたときなんかに、
「何あれ？」なんていうときの表現として、
“What was that?” を使うわけです。

どちらも “was” という過去形を使っているのは、
会話の中では、「今の（音は）何？」という具合に、
大抵の場合、何かが起こった後で「今（さっき）の
（音）は何？」と流れになるので、それで過去形
となるわけですが、もちろん現在形でも使えます。

“What is that?” であれば、
「ね、あれ何？」になるわけですから、例えば、
UFO みたいなものを見つけて、あれ何？という
具合です。

なので、
“What is that all about?” は、現在進行
しているとんでもない事象に対して使うわけで、
何か、わけのわからない主張をしている人に対して、
「一体、何を言おうとしてるの？」みたいな感じで、
“What is that all about?” と言ったりもします。

ま、日常の普通の感覚では、過去形で使う場面
の方が多いと思いますから、本日の、
“What was that all about?” で、
「一体、どうしちゃったっていうの？」
みたいな雰囲気で使うフレーズとして覚えて
おいてください♪　(^_-)-☆

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