No. 598 “He’s a bookworm.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

そういえば最近の情報源といえば、大体ネット
になってしまって、ちょっと判らないこと、
調べたいことがあったらグーグルから取ってくる、
という生活パターンになってきているような
感じもします。

と、ふと気がついて、更に自分の周りを見渡すと、
パソコン、ネット、携帯やＧＰＳがない頃って、
どんな生活をしてたんだろう、なんて思ったりも
しますが、別にその頃って、何百年も前の話し
ではなく、つい最近のことなんですよね。

Windows 95 が世に出たのが 1995年ですから、
その前までは、実質パソコンはまだネットに
繋がってませんでした。

ヤフーが設立されたのも、1995年で、後発の
グーグルが設立されたのが1998年ですから、
ごく普通にネットにつながるパソコンが
日常使われ始めたのは、実質2000年以降
なんですよね。そういう意味では、まだ１０年
くらいしか経ってないんですが、なんか、
タイプライターでレポートを書いていた学生の
頃からは、隔世の感がします。

そんな時代背景もあってか、最近は「本の虫」
という言葉も聞かなくなってしまったように
感じます。

英語でも同じような感覚になってきていて、
“He’s a bookworm.” という表現自体が、なんか
廃れてきているような感じがします。

もちろん、“bookworm” というのは「本の虫」
から「本好き」という意味で、ときには
「ガリ勉」という意味でも使います。

尤も、日本語の「ガリ勉」に近い言葉としては、
“geek” という言葉があって、
“He’s a geek.” といえば、かなり風変わりな
理数系勉強オタク、みたいなニュアンスがあります。

更に、もっとオタクになると、“nerd” という
言葉があって、これはパソコンオタクにピッタリ
の言葉かもしれません。

そんな言葉と比較すると、
“bookworm” なんていうのは、もう今や、
可愛らしい範疇に入るような気もしますね。

“I used to be a bookworm.” であれば、
「僕は、昔よく本を読んだな」というような
意味です。

なんか自分でも懐かしくなってくる単語ですが、
これを機会に、ちょっとグーグルやヤフーから
離れて、もう一度、“bookworm” になってみる
のもいいかもしれませんね♪(^_-)-☆

Copyright © 2008-2010 AllanK. All rights reserved.