No. 127 "He takes after me."

色々な場面で、色々な意味で使われるので、
中々使い切れない単語の一つが “take” かも
しれません。熟語という意味でも、“take”
が入った表現は、本当に沢山あります。
でも、そういうクセモノの “take” も、
一つ一つ覚えていけば、それほど混乱する
こともなくなります。

で、本日のフレーズですが、
“He takes after me.” は、
「彼は、僕に似てるから」という意味。
“He takes after you.” であれば、
「彼は、あなたに似てる」となります。
ただ、この「似ている」というのは、
「子が親に似る」という意味なので、
いわゆる、そっくりさん、という意味では
ありません。

「似ている」という意味の単語は “similar”
などがありますが、例えばキムタクに似ている、
というようなときに、 “similar” は使いません。
この辺がちょっと難しいというか、ややっこしい
ところで、やはり単語で覚えてしまうと、会話
で失敗することが出てきてしまいます。

というわけで、「似ている」は以下のフレーズだけ
覚えておきましょう。

“She looks like Julia Roberts.”
「彼女はジュリア・ロバーツ似だよね」

“He takes after his Dad.”
「彼は父親似だね」

“These wines taste very similar.”
「このワインの味は似てるね」

“They are all the same.”
「それって全然似てない（全部同じ）」

位を知っておくといいでしょう。

ついでに、それこそよく会話で使う「ソックリさん」
は、“lookalike” と言います。
“He’s a Michael Jackson lookalike.” であれば、
「彼は、マイケルジャクソンと、うり二つ！」で、
テレビ番組のタイトルなんかで、
“Elvis Lookalikes On Stage!”
「エルビスのそっくりさん大集合」
とか目にすることがあります。

また、息子が父親に似る、という意味で、
“Like father, like sone.” とよく言われます。
この表現は、前後表現なく、単独で使われます。

“He speaks firmly and very decisive.”
「彼は、しっかり話すし、決断が早いよね」
“Like father, like son.”
「父親似なんだよね」
“I didn’t know they were related.”
「え？あの二人血縁関係あったって知らなかった」
“Look closely. He really takes after his Dad.”
「よく見てごらん、ほんと似てるよ」
という感じです。

“He takes after me.” は、血縁関係がなくても、
例えば、一番弟子に対して使うこともあります。
“He plays just like you.”
「彼の（演奏・演技・競技）スタイルは
あなたにそっくりだね」
“Yes, I taught him everything.”
「僕が全部教えたんだ」
という具合。

自慢の息子を “He takes after me.” と言えるのが、
父親冥利に尽きる、ってやつですね。　(^_-)-☆