No. 096 "How much do you know about it?"

こういう表現も、簡単なんですが、すぐには
出てこないフレーズかもしれません。
これも、応用範囲が広いのでお得なフレーズです。
意味は、
「どれくらい知ってる？」
で、“it” の代わりに、なんでも入れられます。

“How much do know you about him?”
「彼のことを、どれくらい知ってる？」
“How much do you know about England?”」
「イギリスのこと、どれくらい知ってる？」
“How much do you know about that company?”
「あの会社のこと、」
“How much do you know about table manners?”
「テーブルマナーのこと、」
“How much do you know about fishing?”
「釣りのこと、」
“How much do you know about good restaurants?”
「いいレストランのこと、」
などなど、およそ日常生活の場面には、ほとんどＯＫ。

ほとんど意味の違いはありませんが、
“What do you about it?”
というのもあります。敢えて違いを言うとすれば、
“How much do you know about…” の場合は,
自分もちょっとは知っているものの、
あんまり詳しくは知らない場合に、相手に
もっと教えて、という気持ちで聞く感じ。
“What do you know about…” の場合は、
自分はほとんど知らないので、
相手に、何か知ってる？、という気持ちで聞く
感じ。

ニュアンスは微妙なもので、こういうちょっと
した使われ方の違いも知っておくと、自分の
会話が豊かになりますし、平たんでメリハリの
ないおしゃべりが、ぐっと楽しくなるもの。

例えば、頭の “How much” や “What” を取ると、
“Do you know about him?” となるわけですが、
これは、
「え～、彼のこと知ってるの？」
と、意外性がある場面で使います。

このニュアンスが日常会話の特徴で、例えば、
まさか、料理なんかしないだろうと思って
いた相手のうちに遊びにいったら、結構器用に
チャカチャカ作ったりしているときに
“Do you know about cooking?”
「へぇ～、料理するんだ～」
と言ったりするわけです。

もちろん、
“Do you know about this book?” などと、
「この本知ってる？」とごく普通に
尋ねる場合に使えるものではありますが、
フレーズの背景に隠れているニュアンスを
知ることも大切。

“Do you know about…” を、ごく普通に、
「～を知ってますか？」とだけ覚えていると、
中々「意外性」などの「感情」が言い表せないもの。
「感情」を伝えるのは、会話の基本ですから、
やはり、ニュアンスも併せて覚えるには、
ワンポイントが一番也です！　テヘ(^_-)-☆