No. 284 “Does this ring a bell?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

さて、ベルを鳴らしてみましょうか、、、という
意味とはあまり関係のないのが、本日のフレーズ。
確かに直訳的には、「これはベルを鳴らしますか？」
みたいな意味になりそうですが、そういう意味では
なくて、これは、実は、
「これに心当たりありますか？」という意味なのです。

ま、連想ゲームじゃありませんが（って知ってますよね）、
あれや、これや、と色々と話題にして、
「ほら、それよそれ、なんかピンとこない？」
みたいな状況で使うのが、
“Does this ring a bell?” です。時々、
“Does this ring any bells?” とも言いますが、
どっちでも構いません。また、“it” を使うこともあって、
“Does it ring a bell?” とか、
“Does it ring any bells?” とも言います。
どれも、
「心当たりない？」
「ピンとこない？」
「知ってる？」
「判る？」
みたいな感じの意味です。

日常会話の中では、思いっきり簡略化して、
“Ring a bell?” とか
“Ring any bells?”
なんて言ったりもしますが、これで、
「ね、知らない？
「知ってる？」
みたいな意味になります。

例えば、
“Do you remember her name?”
「あ～、彼女の名前なんて言ったっけ？」
“What are you talking about?”
「なんの話？」
“The actress who married the actor.”
「ほら、あの男優と結婚した女優」
“Which actor? What actress?”
「何何？どの男優？なんの女優よ？」
“That,… Ah,… Whachamacall actress.” (No. 141)
「ほら、あの、なんとかいう女優よ」
“You’re not making any sense.” (No. 022)
「支離滅裂だよ」
“Come on, doesn’t it ring any bells?”
「ねえ、ほら、ピンとこない？」
“You haven’t said anything, how could I?”
「なんにも言ってないじゃない、ピンとくるも
何もないよ」
みたいな感じの流れがあるかもしれません。

そういう意味では、さらっと肯定系で使って、
“That doesn’t ring a bell.” であれば、
「別に、それじゃピンとこないなぁ～」とか
“It rings a bell.” で、
「あ、それなら心当たりあるわ」
みたいな感じでもよく使います。

ま、こんな中で、一つ、
“Does this ring a bell?” で
「これ、なんか、心当たりない？」を
覚えておきましょう　(^_-)-☆

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