No. 570 “Can we drop this?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日は、実に日常会話らしいフレーズというのを
ひとつやりましょう。

先日の、“They didn’t say.” というのは、フーレズ
というよりは、“they” の使い方でした。会社とか
学校のような組織を主語にするときに、“they” を
使うという話でした。

本日のフレーズは、例えば、ビジネスの世界でも
場面によっては使えますが、一番よく使われる
というか、イメージしやすいのが、友達とつまらない
話題について、水掛け論になってしまったようなとき
とか、もう話すのもバカバカしくなってしまったような
とき。そんなときに、
“Can we drop this?” で、
「もう、やめにしない？」というような意味。

“drop” は「落とす」で、直訳的には、
「もう、これ落としちゃおうよ」になりますが、
ここから、
「もうこの話題はやめにしよう」
「この話は忘れよう」みたいな意味で、
“Can we drop this?” を使うわけです。

ここで使っている、“this” だけで「この話題」
のことを指しているわけですが、そういう意味では、
“Can we drop this subject?” みたいに、
“subject” =「話題」という単語が省略されていると
捉えると、判りやすいかもしれません。

会話の中でも、
“Can we drop this subject?” として、
「もうこの話題は忘れない？」という言い方も
できますが、日常、耳にするフレーズとしては、
恐らく９９％ “subject” はつけないで、
“Can we drop this?” で使われますので、
是非これで覚えておいてください。

そういう、「もう、この話は忘れない？」
という感じの場面で使う、
“Can we drop this?” ですが、他の言い方としては、
“Let’s just drop this.” なんて言ったりもします。

“Can we” も “Let’s” もほとんど同じ意味といえるので、
ま、どちらでもいいんですが、“Can we” の方が
相手にやんわりと同意を求めている感じがして、
“Let’s” だと、やや一方的に、こちらから、
「もうこの話はやめにしよう」みたいな雰囲気が
あるといえます。

まあ、仕事の場面でも、なくはないのですが、
恐らくは、男女の間のもめごととか、ずっと
尾を引いている話しなんかが、ぶり返したとき
なんかに、よく使うのが、
“Can we drop this?” と言えます。

ま、もめごとがない人は、使う場面もほとんどない、
ということになりますが、こういうフレーズを
使ってみたいからと、わざわざもめごとを作ることは
ありませんので、本末転倒とならぬように♪(^_-)-☆

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