No. 1266 “She has beautiful hands.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

さて、昨日のレッスンの最後に出てきた
会話例の中で、
“She had beautiful hands.” で、
「彼女は腕のいい医者だったよ」
というのがありましたが、今日はそれを
ご説明しましょう。

もちろん一般的に言えば、
“She has beautiful hands.” は、
「彼女は綺麗な手をしている」
で、ちょっと口語的には、
“She got beautiful hands.”
という言い方もします。

基本という意味では、こちらの、
「彼女は綺麗な手をしている」が、
“She has beautiful hands.”
になるわけですが、やはり会話
というのは、場面によって、その
ニュアンスは変わるもので、
お医者さんとか、他に考えられる
としたら、書道や陶器作りの匠
なんかにも使える意味として、
“She has beautiful hands.” で、
「彼女は腕がいいね」
「いい技術を持ってるね」
なんていう意味で使います。

もちろん、男性に対しても使えますから、
“He has beautiful hands.” で、
「彼は、本当にいうい腕をしている」
という意味になりますが、このフレーズを
この意味で使うときは、前後関係で
明らかにその人の「匠の技」みたいな
ものを指している、という「場面」で
使うということになります。

ごくごく普通に、
「彼女は上手だったよ」であれば、
“She was good.” とか、
“She was really good.”
となりますし、どの医者の腕がいいか、
なんていう話題をしているときに、
“He’s good.” と言えば、
「彼はいいよ」
「彼は優秀だよ」
で日常会話は過ごしていると思います。

そういう意味では、本日の、
“She has beautiful hands.”
というフレーズを、
「彼女はいい腕をしてるよ」
「彼女の技術は高いよ」
という意味で使うというのは、
ある意味で、ワンランク上、というか
ちょっぴり会話の上級者が使う
フレーズになるともいえます。

英会話や英語の上級者である、
というのは、何も難しい単語を沢山
知っている、というだけではなくて、
ごく普通のフレーズを、ちょっと
洒落た意味で使うという、それこそ
語学的センスを持つことでもあって、
そういう語学センスを身につける為
にも、本や映画など、言葉のセンスを
追求している芸術や文化に触れていく
ことも大切です♪
(^_-)-☆

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