No. 1571 “He’s somebody.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

先日 “nobody” を使った
フレーズをご紹介しましたが、
本日は “somebody” を使った
フレーズと参りましょう。

普通 “somebody” といえば、
「誰か」で覚えていると思います。
なので、
“Somebody broke the window.”
「誰かが窓ガラスを割った」とか
“There’s somebody at the door.”
「誰か（玄関に）来てる」
という具合に使うわけです。

となると、本日の、
“He’s somebody.”
というのは、
「彼は誰かである」となって
ちょっと変な感じがしますが、
実はこの “somebody” は
「重要人物」という意味で、
“He’s somebody.” は、
「あいつは中々のやつだ」
という意味になります。

日本語で、
「あいつは大したやつだ」
と言うときには、その言い方、
つまりニュアンスの出し方によって、
「あの人は凄い人だ」
と褒めている場合と、
「あいつってダメな野郎だ」
とけなしてしている意味に
なることがありますが、
“He’s somebody.” も同様に、
いい意味にも悪い意味にも
なります。

悪い意味で使うときは、
「あいつって思い上がってるよな」
とか
「あいつえらいと思ってるよな」
なんていうときに、
“He thinks he’s somebody.”
なんていう言い方をよくします。

他には、たとえば、トイレに
入っているときにノックされたら、
大抵はノックをし返すわけですが、
日本語で言う「入ってます」
という場面で、英語では、
“Somebody is in.”
という言い方をします。

あるいは、昨日の幸せな会話の
続きで、
“There’s somebody else.”
となると、幸せな空気が一変しますが、
これは、
「他にいい人がいるんだ」
という意味になります(>_<)

こういう簡単な単語である、
“nobody” とか、
“somebody” あるいは “someone”
がスムーズに使えるようになると、
英会話も上級レベルに入って
くるわけです♪
(^_-)-☆

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