No. 1569 “Competition is killing him.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

アメリカを中心とする多くの
欧州国家に加え、アジアでは
日本がその代表となるわけ
ですが、いわゆる「自由主義圏」
の中には、身分的差別はない
ものの、競争によって地位を
勝ち取る、という社会構造が
出来上がっています。

尤も、本当に身分的差別がないか
というと、これについては、一冊の
本が書けるくらいに奥が深いので、
ここでは割愛しておきますが、
ま、一般的には、競争によって
個人個人が凌ぎを削って、身分的
特権を勝ち取っていくわけです。

日本では、大学の入試という競争が
あって、それが小学校の入試にまで
繋がっていたりしますが、アメリカ
では、大学や大学院の中に入って
から卒業するまでの競争や、社会人
になってから企業の中における競争
の方が熾烈かもしれません。

で、こういう日米の競争の実態や
その違いについては、これまた
一冊の本が書けてしまうくらい
なので、これもここでは書けませんが、
どこの社会でも、いつかの時点で
「熾烈な競争」の渦中にはまって
勉強したり仕事をしたりすることが
あるものです。

で、やっとここまできて本日の
フレーズになるわけですが、まず、
“Competition” というのは、
「競争」という意味の単語で、
それが、
“killing him” つまり
「彼を殺している」
というのはどういうことか
というと、
“Competition is killing him.” で、
「競争が彼を参らせている」
というような意味で、日常的には、
「あいつ（競争で）神経が参ってるよ」
という感じで使います。

もちろん自分に対しても
使えますので、
“Competition is killing me.” で、
「競争がきついわ」
とこぼしたくなることもあるかも
しれませんが、でも、やっぱり、
競争の中にいて、自分の弱い所は
競争相手に見せられませんから、
あまり弱音は吐かないのが、
無難なのかもしれません。

なので、場面としては、試験勉強や
入札書類の準備、採用・不採用を決める
プレゼンの準備などで、最後の追い込み
に必死になっている友人や家族に対して、
“Competition is killing her.” とか、
“Competition is killing them.”
などと、ちょっと心配しながら友達に
その様子を話す、というような場面
に登場する、と覚えておくといいのでは
ないでしょうか♪
(^_-)-☆

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