No. 1536 “I didn’t notice that.”

BGM: " Eleven Small Roaches "
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

英会話が出来るようになる
ことと、英語の文法に詳しく
なることは全く別次元のこと
です。

いつも言っていることですが、
世界のどこの国に行っても、
５，６歳の子どもは流暢に
その国の言葉を話すものですが、
文法は全く知りません。

尤も、母国語の文法の勉強は
義務教育の過程のどこかで
やるような気はしますが、
やっぱり一番面白くなかった
ように感じます。それは日本語
でも英語でも同じなのでは
ないでしょうか。

ということで、前置きが長く
なりましたが、日本人が英会話
を学ぶときの一番の近道は、
自然な日本語に一番近い、
自然な英語のフレーズを覚える
ことに尽きます。

例えば、
「（それ）分からない」
というときは、
“I don’t know that.”
というフレーズで、
「それ知らなかった」であれば、
“I didn’t know that.”
で覚えるようにして、
過去形だなんだ、という見方は
一切しないことにするクセを
つければ、英会話の上達も早い
というものです。

で、
「あ、それ、知らなかったわ」
という日本語に一番近い、
“I didn’t know that.”
はなんとなく出てくる人も
いるかもしれませんが、
「あ、それ、気がつかなかったわ」
がスムーズに出てくる人は
少ないかもしれません。

“I didn’t notice that.”
は、この、
「あ、それは気がつかなかった」
で、「知らない」わけではないけど、
「気がつかなった」
「思いつかなかった」という場面で、
“I didn’t notice that.”
となります。

よくある会話の流れとしては、
“Did you know they closed down?”
「（あの店）閉店したの知ってる？」
“No, I didn’t notice that.”
「え、気がつかなかったよ」
という具合に、最初に、
“No,” とひとこと言うのが、
自然な流れとなります。

今の会話の流れであれば、
“No, I didn’t know that.”
「知らなかったよ」
も、もちろん全然おかしくない
ですが、いつも通ってる道に
あったお店なのに、全然気が
つかなかった、というような
場合に、
“No, I didn’t notice that.”
という具合に使うのも覚えて
おきましょう♪
(^_-)-☆

Copyright © 2008-2013 AllanK. All rights reserved.