No. 1324 “It’s just an inch away.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

一般的に、アメリカでは、マイルとか
ヤードの単位が使われて、日本では、
キロ、センチが使われていると覚えて
いるものと思います。

マイルの最小単位がインチですが、
マイルが使われている国とか、
その歴史、正確な長さの比較などは
英会話とは別次元のものですので、
ここでは取り上げません。

インターネットが日常的に使われる
ようになった1995年頃の情報は、
まだまだ幼稚なもので、ネット情報
といえば、いい加減で、不正確
なものの代名詞でしたが、最近は、
日常生活レベルの常識的な知識に
ついては、そこそこ正確な情報が
得られるようになりましたし、政府や
企業が発表する数字は、ちゃんと
したものなので、信頼性も上がって
きているので、マイルの定義は
「グーグルってもらう」ことに
しましょう♪

ちょっと話しが脱線しましたが、
お話し戻して、ここでは、日常生活の
中で使われている “inch” の使い方
を取り上げてみることとします。

アメリカで身長を表現するときは、
フィートとインチを使いますので、
例えば、私は 174cm なので、
アメリカでは、
“I’m 5 feet 7.”
という言い方もします。日常的には、
身長を言うときは、
“I’m 5 feet 7 inches.”
とはあんまり言わないで、単に、
“I’m 5 feet 7.”
という言い方をします。

で、本日のフレーズなんですが、
“It’s just an inch away.”
というのは、直訳すると、
「それは１インチ離れている」
となるわけですが、これは何を
言っているかというと、
「そんなのすぐだよ」とか、
「それは目と鼻の先だよ」
という感じで使います。

本来 “inch” は「長さ」の単位
であるわけですが、「時間」の
長さにも使ってしまって、
“It’s just an inch away.”を
「すぐだよ」
という意味で使うのは、ある意味で、
日本語でも同様で、距離的な短さと
時間的な短さの両方を指している
といえます。

で、本日のフレーズの冒頭の
“It’s” の部分は、具体的な事象
を持ってくることもあって、例えば、
“Scandal is just an inch away.”
「スキャンダルは突然起こるものだよ」
なんてよく聞くかもしれません。

普通の人がスキャンダルに巻き込まれる
ことはほとんどありませんが、公人に
なると、途端にスキャンダルに襲われる
のは、よく知られていること。
公人の立場の人は気をつけて(^_-)-☆

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