No. 1260 “It’s double talk.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）
本日のフレーズは単語の意味が
判っていれば、なんとなく意味が
取れそうな気がするかもしれません。

“double” というのは、これは
もうカタカタになっている
「ダブル」で、
「２つの」とか
「２倍の」という意味で、
“talk” は「話す」ですから、
直訳すれば
「２つの話し」みたいな感じに
なります。

で、これは実はどういう意味か、
というと、
「辻褄の合わない２つの話し」
を指していて、つまり、
「矛盾した話し」とか、
「でたらめな話し」
という意味になります。

会話では、例えば、電話で
相談事を終えた人に対して、
“What did they say?”
「彼ら、なんて言ってた？」
“It’s double talk.”
「でたらめばっかりだったよ」
なんていう具合に使います。

感覚的には、
「とんでもない二枚舌だったよ」
みたいな日本語にもなりますが、
ちょっと気をつけたいのは、
“It was double talk.” の
“it” が指しているのは、
話しの内容のことで、人を
指しているわけではないので、
“He is double talk.”
というような言い方はしません。

「あいつは二枚舌だよ」
という場合は、
“He is double-tongued.” とか
“He is double-faced.”
という言い方をしますが、
“double talk” は、あくまでも
「矛盾した２つの話し」を指す
というのを押さえておいてください。

意味合いとしては、
“It doesn’t make any sense.” (No. 022)
とか、
“It’s not making any sense.” の、
「全然辻褄が合ってないよ」
「でたらめだよ」
と同じといえますが、こちらは、
“It’s not making sense.” でも、
“He’s not making sense.” でもＯＫです。

ビジネスや政治の世界では、
相手側からの提案が文書で来たり
することがありますが、その内容を指して、
“This is double talk.”
「これって矛盾してるよ」
なんて使えますが、これも状況と場面
によって、ややニュアンスが異なるのは、
その文面の内容そのものに矛盾があるのか、
あるいは、相手方の以前からの主張に
照らすと、この文書はその以前の主張
とに矛盾があるのか、というそれこそ
２つの場面が考えられる、というのを
捉えておいてください♪
(^_-)-☆

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