No. 1256 “If that’s what you want.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズの後半部分となる、
“what you want” つまり、
「あなたが欲しい何か」
「あなたが望んでいる何か」
という部分が使われているフレーズには
No. 1012 の、
“You don’t always get what you want.”
「欲しいものがいつも手に入るわけじゃない」
というのがありました。

で、どちらかというと、本日の
“If that’s what you want.”
は、
“You don’t always get what you want.”
よりも、使う場面が多いかもしれません。

意味としては、ごく素直に、
“If that’s what you want.” は、
「それがあなたの欲しているものであれば」
となって、感覚的に、
「そうしたいんなら、どうぞ」とか、
「いいよ、別に」
あるいは、ちょっとつっけんどんに、
「どうぞ、ご勝手に」
みたいなニュアンスでも使えます。

このフレーズで使われている、
“that’s” は、もちろん、
“that is” の略で、意味は、なんの
変哲もない、
「それは」とか「それが」
であるので、意味合いとしては、
“it’s” つまり “it is” でも
おかしくもなんともないわけですが、
なぜが、会話フレーズとしては、
「あなたがそうしたいんならいいよ」
と言うときに、
“If it’s what you want.”
とは言わないで、
“If that’s what you want.”
という言い方をします。

これを理屈で説明することは
至難の業というか、理由などは
ないようにも思います。ちょうど、
“Good morning.”
「おはよう」というのを、
“Fine morning.”
とは言えないの？同じ意味じゃないの？
という疑問と同じようなもので、
理屈ではなくて、もう、そう言うものは
そう言うし、言わないものは言わない、
としか説明できないように感じます。

ということで、
「そうしたいんならどうぞ」
「それがお望みならいいんじゃない」
「いいよ、別に」
「どうぞご勝手に」
「私は知らないわよ」
と、サラッと相手の言ったことを
受け流すようなときに、
“If that’s what you want.”
を使うことができます。

あるいは、
「あなたがそうするんなら、
私はやめるわ！」みたいな場面では、
“If that’s what you want, I quit!”
なんて言うこともあるかもしれません。
逆に、
“If that’s what you want,
I’ll go all the way.”
「あなたがそうしたいんなら、こっちも
徹底的にやるよ」みたいに言うことも
できますので、場面に応じて使い分けて
みましょう♪
(^_-)-☆

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