No. 1238 “I don’t like this jury.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

ロンドン五輪の柔道で、なにかと話題に
なっている “jury” を取り上げましょう。
といっても、審判制度のことではなくて、
あくまでも「審判」を意味する単語で
ある、“jury” の単語についてとなります。

この単語には、“r” が入っているので、
ちょっと発音しにくいと思いますが、
カタカナ表記をするとすれば、
「ジュゥリィ」という感じで、「リ」
の “r” が巻き舌になります。

で、使い方としては、
“What is jury?”
「ジュゥリィって何？」とか、
ごく素直に、
“What does jury mean?” で、
「ジュゥリィってどういう意味？」
あるいは、もうちょっと丁寧に、
“What does jury mean in Judo?”
「柔道のジュゥリィって何？」
なんていう疑問から会話がスタートする
かもしれません。

“jury” という単語は、アメリカであれば、
裁判が話題になっているときに必ず登場
する単語で「陪審員」のことを言います。

ここではアメリカの陪審制度についての
詳細は割愛しますが、要は、裁判官が
裁判の進行を取り仕切って、弁護士と
検察官が、夫々の立場から陪審員に
対して有罪、無罪の主張をしていって、
最終的に陪審員が判決を下す、という
システムです。

通常スポーツの審判は、
“referee” という単語を使いますが、
これにも “r” がいっぱいありますから
ちょっと発音しにくいんですが、
陪審員を意味する “jury” が使われている
柔道の審判制度というか陪審制度
みたいなシステムに、ちょっと疑問を
感じてしまうロンドン五輪となって
しまいましたね。

そんな状況の中では、本日の
フレーズとしておいた、
“I don’t like this jury.”
「この審判好きじゃない」
なんて話題になるかもしれません。

で、この発音でちょっと気をつけたいのが、
“jury” に近い発音を持つ単語に、
“jewelry” という「宝石」というのが
ありますが、これをカタカナ表記すれば、
「ジュェリィ」という感じで、小さいウ
の代わりに小さいエの音が入っている
ように発音します。

審判あるいは陪審が “jury” で、
宝石が “jewelry” ですので、これは
何回も繰り返して練習してください。

やはり発音はきちんとしていないと、
“I don’t like this jury.”
「この陪審（制度）って好きじゃない」
というフレーズが、
“I don’t like this jewelry.”
「この宝石好きじゃない」
というフレーズとごっちゃになって
しまって、女性であれば、いらぬ誤解を
彼氏に与えてしまうかもしれませんので
ちょっと気をつけましょう♪
(^_-)-☆

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